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 タイトル  first update
元旦から嘉門達夫ライブ 2005 01/14
   

 大型ディスカウントストアのドンキーホーテでの放火事件後、消防法に違反している点の改善、防災対策の強化などで店内のディスプレイが変わったとテレビでは聞いていた。
 それからドンキーに実際に足を運んでみると・・・、どうだろう、かなりすっきりしてた。
 店内にいろいろ飾られていたジャングルのような蔦の飾りや、客の圧縮でも目的にしていたんじゃないかといった通路も心なしか広くなっている。天井を障害無しに見ること出来る(笑)。

 まるで、

 ・化粧を落としたお水の人の素顔を見たときの気持ち。
 ・優等生の勉強部屋を覗いたときの気持ち。
 ・福袋を開け終えて中身のチャックも済んだ後の気持ち。
 ・エレベーターガールも箱の中に一人のときは笑ってないと知ったときの気持ち。
 ・チェケラ、チェケラ言ってる日本人ラッパーを見たときの気持ち。
 ・結局、駐車場になってしまった土地を見たときの気持ち。
 ・端の席からだと横から手品の種が全部見えてたときの気持ち。
 ・夜中にコンビニの前でたむろしている若者が店先で泣いていたのを見たときの気持ち。
 ・本当の登別カルルスはお湯が白く濁っていないと知ったときの気持ち。
 ・でも温泉の元だとカルルスは白いのねと知ったときの気持ち。
 ・思わず、一人で「登別カルピス」と呟いたときの気持ち。

 というか、ただの安売りスーパーみたい。そこらへんにあるホームセンターみたいになっちゃってた。それが本来の姿だとしても、どこか寂しい。
 相変わらずポップなどは楽しいし、あの「ドン!ドン!ドンキー!」の歌はエンドレスで流れてた。

 そして次の日で賞味期限が切れる牛乳(一リットル)が一本
30円で大量に売られていた。

 ・・・ドンキらしい。



 亡くなった方々のご冥福と早く犯人が逮捕されることを祈ります。









 まあ、その話は本文にはなんの関係は無いんですが、

 正月に実家があるE媛県の松山市に帰っていたときのことです。

 普段、ある程度の情報ならネットで得ることが出来るので、今住んでいる東京の家では郵便受けに新聞が刺さることはありません。そのため朝から新聞紙面&チラシチェックという習慣も当然ありません。しかし実家に帰っているときは、ほっといても新聞が配達されるので思い出したかのようにチェックします。元旦もまあ当然そのようにしました。

 元旦の新聞というのは大盛りラーメンの如く「めでたいんで字数を大幅に増やしました、余計なこともたくさん書いてます、ほとんどが新年の挨拶の企業広告ですが・・・」といった感じでなかなか普段にない厚みのものが配達されます。チラシも然り「正月でしょ、金落としなよ、子供も大人も、福袋もあるよ。」と大量に挟まれてくる。


 それらに目を通していると、近所にある地元周辺では大型の某スーパー(六階建てでスーパーと呼ぶのもどうだか)の新年の催しの欄に「新春!嘉門達夫爆裂トーク&ライブ」と掲載されているのを見付けた。

 しかも元旦、「今日じゃん!」と思わず声に出してしまった。

 「えっなんで!、元旦にこっちにいるの?」と思う気持ちと、これは新春から運がいいと正直思いました。どうやら地元ラジオの公開録音イベントも兼ねているようです。

 嘉門達夫氏を観れる。元旦から生嘉門達夫氏が!

 プロフィールのページにも他の絵日記コラムにも記載していますが、嘉門達夫氏が大好きです。近年、歌物でギャグを乗せるといった方々はたくさんいますが、他の追随を許さず人を楽しませる音楽を作り続けている彼がずっと大好きです。
 ギャグを乗せて笑わしているだけでは無くて、なんか歌に人々への愛を感じます。





 これはこれは行かねばと、二時と五時の二回公演というのを確認してその大型スーパーへと二時の三十分前くらいには行っていました。
 元旦らしく、スーパーの中は「めでたいでしょ?めでたいでしょ?おめでたいんでしょ?」といった派手な装飾で飾られていた。食品売り場を覗いても、普段目にかけないような惣菜が並んでいる。
 日本ってお正月なら、それ相応の料理っていうものがあるけど、外国ってどうなんだろうね。外国でクリスマスを過ごしたことはあるけど、年を越したことはない。国様々だけど何が出てくるんだろう。
 雑煮の代わりみたいなものとかあるのかな・・・、シチュー・・・、味噌シチュー・・・、いや忘れてくれ。

 日本の家庭でもおせちを食べなくなって来ている家が年々増えているみたい、お店もこのスーパーのように元旦関係無しで開いてるしね。うちの家でもそうだ。おせちは無し。カレーも無し。



 さてさて会場だけど、普段そのスーパーで催しものが行われている際いつも決まった場所があるんだが、当然元旦もそこで、離れたエスカレーター同士の間に特設会場が作れらていた。
 そこで嘉門達夫氏以外に正月のめでたい催しが行われているとチラシで見ていたんだが、嘉門達夫氏のライブが始まる前は空白の時間のようだったみたいで、ステージ上では誰もいなかった。

 そのステージの前には木製の長椅子がずらずらと数列並べられている。既に座られている方々もちらほら。

 じゃあちょっと早いけど待ってようかね。一番前は恥ずかしいので真ん中の列くらいに座って待つことにした。
 嘉門達夫氏を地元で観るのは、これで二回目となる。両方とも無料ライブだった(笑)。



 あれは二年前の五月くらいになるだろうか。地元のホールで携帯会社のイベントとフリーマケットが同時開催され、そのゲストに今回同様ラジオの公開録音ライブを兼ねて嘉門達夫氏が呼ばれていた。
 当時、私は母親の介護で地元に帰っており毎日ガンセンターに通っていたので、ガンセンターを抜け出して嘉門達夫氏を観に行った。治療も手の術がもう無く余命を言い渡され、私も気分的にはこれ以上に無いくらいにどん底な時に、嘉門達夫氏が地元でライブをしに来てくれるというのでかなり喜んだ。
 ライブが始まると会場は暖かい雰囲気で包まれて進み、短い時間だったが素晴らしいものだった。子供は平気でステージの前を走ったりしてて、それに嘉門達夫氏も笑って歌の途中でツッこんだりして和やかななもので、「青春フォーク替え唄メドレー」の替え唄では無く原曲の詞で歌ったものなどもリハーサルで聴けて良かった。

 ずっと続いていた看病の日々の中で久しぶりに笑った気がした。

 ライブの後は少し浮き足だった気持ちでガンセンターに戻れた。


 そのときの感謝の気持ちを当時、嘉門達夫氏のホームページのBBSに書かせてもらった記憶がある。




 あれから去年の正月は、当然ながらうちは正月というものが無く。
 今年は一応久しぶりの正月らしい正月となる。おせちは無いけどね。

 しかも元旦に嘉門達夫氏まで地元に来てくれている。

 浮き足立つなと言うのが無理な話。


 しばらくすると長椅子もほどよく埋まり、ざわめきも多くなった。一番上の写真は俯瞰で撮っておいたものです、凄い人だかりでしょ?そこに「鼻から牛乳」のメロディが爆音で鳴り、嘉門達夫氏がジャカジャカジャーとギターを掻き鳴らしながら、正月らしく真っ赤な絨毯のひかれた ステージ上にに表れた。

 手を大きく広げポーズを何回も取ってくれている。写真撮影禁止なんて何処にも書いていなかったので、一応バシバシ写真を撮っておいた。でも肖像権もあるしアーティストの写真をここで無断で上げる気はしないのでイラストで我慢しておくれ。






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***「主役登場」***



 前に見たときも思ったけど、本当に痩せた。一時期は何処か病気になってしまったのかと思ったけど、前のライブでジョギングで落としたことを本人が語っていて安心した。よく訊かれていたのかな。
 金髪にした髪も違和感無く板に付いた気がする。

 会場内は嘉門達夫氏に一斉に視線と拍手が送られた。


*すいません、当方かなり浮き足立っていたので曲順とか演奏曲とか正直、正確に覚えていません。
 バラバラになってるかもしれないけど、ごめんなさい。



 その勢いのまま、新年のご挨拶。
 「何がめでたいのか分からんけど、あけましておめでとうございます。」
 新年らしい曲で始めてくれるというので何かなと待ってると、そのままギターだけで演奏が始まり、ドレミの歌のオチを全ておならの音に当てた歌を一発目から(笑)。

 バックのカラオケが始まり曲へ、

 タラララーンのギターで始まる「ハンバーガーショップ」。

 マニュアル通りのことしか言わないハンバーガー屋の店員とそれに反発する客の攻防を描いた長年の名曲。オリジナルと店員が893屋さんのバージョンで披露。
 落語の一人演技のように右と左とせわしなく動く嘉門達夫氏を観ながら、ここのスーパーってファーストフード店がテナントとしてごろごろ入っているよなと思ってた。でも楽しいからOK。
 嘉門達夫氏の声はとても大きく響き、吹き抜け構造になっているスーパーの六階まで余裕で届いていただろう。




 続いて「諸行無常」。

 この「諸行無常」って曲はいろんなバージョンがあるが、今回のは11月に新しく出たシングルベストアルバムに未発表曲で入っていた「諸行無常 〜ウスターソースの嘆き〜 」でした。

 醤油にばかり出番が多い現状について、ウスターソースが普段の不平不満をぶちまけるといった寂寥感と哀愁さそう語りのような歌です。
 「諸行無常」シリーズいろいろあるけどどれも好きです。




 曲が終わりここで一旦mc。




 聞けば嘉門達夫氏は去年の正月もE媛で年を越したそうな。2003年も2004年の年末も仕事でこちらに来て年越しなんてなんか凄いなあ。

 何回も来られているようで慣れたもので「昨日は道後温泉の別館の椿の湯に入ったんですわ。あれ300円で安いんですよね。」とのこと。

 道後温泉の本館では無く、椿の湯の方に入られたそうです。普通の観光客ならテレビなどによく出てくる本館留まりだ。


 そして話は、九日にシカゴの商工会議所に呼ばれて、向こうで働いてらしゃっる日本人の方々の前でライブをする話へと移る。

 アメリカに渡るにあたって、シカゴ入りする前に五日にニューヨークのアポロシアターで開かれるアマチュアナイトに出演されるという。
 日本人アーティストとしは、平井堅氏やウルフルズのトータス松本氏などはゲスト扱いで歌を披露されたようだが、嘉門達夫氏はアマチュアとして自分からそのステージに上がるそうな。
 パックンマックンのパックンやスネークマンショーで有名な小林克也氏に英語を習って、英語で挨拶と歌を歌われるらしい。


 私が嘉門達夫氏が好きな理由に、その常にアーティストとして向上して行く精神面をお持ちだというところもある。
 嘉門達夫氏ほどになると、もう大御所と呼ばれてもいいほどなのに、さっきも書いたけど、外見面、そして近年では編曲の方も自分でこなしてる。止まること無く、常に新しいことにチャレンジするといったところは本当に見習いたい。


 そして、そのアメリカ用のネタをどこよりもここで初披露してくれるというではないか。

 新年から本当にめでたい。

 映画のラストサムライなど、向こうでは軽くサムライブームが起きたので歌に入る前に軽く掴みとしてサムライコントをされるという。本番で着る予定の衣装やカツラは今日は無いけど、あると想定して下さいとのこと。刀で殺陣を披露してくれるみたい。

 ここで一旦、嘉門達夫氏はステージ裏に引き返して・・・、


 拍手に包まれておもちゃの刀を持って再登場。



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***「大きな動きの殺陣を見せてくれる」***



 たかって来るハエを刀を斬ろうとするが、上手く行かず結局は箸でハエを捕まえて食べちゃうとハエがお腹の中で暴れる、そして日本人のイメージらしく切腹してハエを取り出すといったもの。これは分かりやすくて会場は沸いた。

 そしてギターを抱え、「Hey,everybody!waht's up! I am the last SAMURAI from Osaka,JAPAN!」とかなんとかご挨拶。

 マイ クレイジーデイズを聴いてくれという英語の歌で、

 ・「墓場まで行くにはどうしたらいいんですか?」「この六車線のハイウェイを横切ったら行けます(逝けます)。」、
 ・雪におしっこかけてレモン色のアイスコーン作ってたら、おじいちゃんがおしっこしたらストロベリーが出来ちゃったというネタ、
 ・夜中に電話があって、セクシーな女の人の声が聞こえるけど誰だか分からない、会話のやり取りしながら「私のプッシーから生まれたの忘れたの?」「・・・おかあちゃん!」



 ・・・・・・外国語大学出てて良かった。ちゃんと何歌っているか理解出来ました。でもなんか場内はちょっと静かになってた気がする。向こうでやる用だから当然ですけど、全編英語で歌われても「はちな?」って感じだったかもしれませんね。


 おしっこネタやお母ちゃんネタなんかは今までの日本語の歌にもありましたね。アルバムにも入ってる。


 初披露ということで、様子見という点もありました。最初の掴みのコントのハエが飛び回るシーンの音はもうちょっと短くした方がええんちゃうかとか、本番に向けてよりよく改善しようとステージ上で嘉門達夫氏も様子見だった。




 ここで日本語の歌に戻ります。
 上にも書いた最新のベストアルバムにも入っているし、大阪の万博公園の太陽の塔を背にしているジャケットの同タイトルの一番新しいオリジナルアルバムにも収録のシングル曲「少年はいつの日もバカ!」。

 これは、ただ家族にせがまれてスーパーに来ていて、嘉門達夫氏を偶然観ちゃったってお父さん方にも通用する曲が出てきたなと思いました。

 いくつ年をとっても、加齢臭がして来ようとも、みんなどこかあの頃の少年の想いは残っているはず。どうしても男の子は、どう頑張っても精神的に女子を超えることが出来ずにバカをやってばかり、でも何処か憎めない。
 そういった回顧的なだけでは無くて懐かしさと優しさを兼ね揃えた曲です。切ないですわ。

 近年の嘉門達夫氏のシングルは何か少年の頃の夢とかノスタルジックな曲が多い気がするのは私だけだろうか?2003年にリリースされた現在嘉門達夫氏の事務所の社長で、元スペクトラムのリーダーの新田一郎氏の二枚組みアルバムのライナーノーツにも嘉門達夫氏とのことが書かれています。

 「あいつ(嘉門氏)に言わせると、キャリアの長いアーティストは誰でも多かれ少なかれ”トチ狂う時期”があるという事で、あいつ自身も現在”そのど真ん中”だと気づかずに言っておりました。」

 とのことです。

 でもね、今、日本のミュージックシーンでそういう歌を商業ベースの作品として歌える人って他に見当たりませんよ。どうしても「愛がどうの」「君がどうの」「夢を諦めず」「自分らしく」みたいな歌ばっかりで溢れていますもん。
 正直、辟易します。

 他に類を見ないこの路線の嘉門達夫氏も好きですよ。嘉門さん負けたら駄目ですよ。頑張って下さいな。

 嘉門達夫氏のアルバムって、全体がお笑いの歌で構成されているけど、最後の方に急に真面目な歌が入っていたりする。昔はそういうのって、なんか恥ずかしくて飛ばしてたんだけど、二十代も半ば過ぎ今ではそういう歌も聴けるようになった。嘉門達夫氏と私とでは世代が違うし青春を過ごした時代も違う。しかしいくら時代が過ぎても何処か共通する点ってあるもんだと思う。




 最後は明るい曲で「CHAU!CHAU!CHAU!」。
 これは日本語に溢れてる似たようで意味が全然違う言葉に  「それはちゃうちゅうねん!ちゃうちゅうねん!ちゃう!ちゃう!ちゃう!」
 と全体的にノリのいい激しいリズムで突っ込みを入れて行くという曲。

 年々、日本語のカタカナ英語が増える一方でそれに伴い似たような勘違いカタカナ英語も増える一方。それで無くても俗語のような日本語も増え続けている。
 言霊こと言葉っていうのは生き物だから、人々に使われないと消えて行ってしまう。最初は変な言葉とか思っていても、多く広くの人々に使われることで市民権を得て当然のように生き続けて行く。
 考えれば本当はツっこみどころ満載だ。

 そういえば昔、探偵ナイトスクープで関西弁でおもしろい会話があることを取り上げてたなあ、
 「向こうから来るのチャウチャウちゃうん?」
 「チャウチャウちゃうんちゃうん?」
 「チャウチャウ?」
 「ちゃうちゃう!」

 大阪・京都と五年間いたが、関西弁っていうのも不思議でいっぱいな方言だな。

 今は私の好きなセンチメンタルシティロマンスが音楽を担当していた名古屋のドラマ、「加藤家へいらっしゃい」のせいで名古屋弁に凝っているだがや。


 この歌のお決まりのフレーズのところで嘉門達夫氏が「ちゃうちゃうコールをしよーう!」と、「ちゃう!」に合わせて手を上げるよう呼びかけてきた。
 いかんせん恥ずかしいが、ライブっていうのはステージの上の人と会場の人との協力で成り立つものだと考えているので、一応歌に合わせて顔の横で手を振る感じで小さく手を上げる。まあいっか実家だし。

 でもね、嘉門達夫氏だけを目的に来ているライブならともかく、やっぱりスーパーだもんね、客層もバラバラだし手を上げる人は皆無に近かった。

 歌も終盤にかかり、「さあ、松山のみんながちゃうちゃうコールに参加出来るのも残り三回しかないぞ!恥ずかしがらずに手を上げよう!」とステージ上で氏が煽る。

 その言い方に笑いそうになった。確かになかなかそんな機会は日常生活の中で見かけない。それでもあんまり手を上げる人が少なかったので、もう数センチだけ元気良く手を上げることにした(笑)。


 曲も終わり、DJが登場し嘉門達夫氏に年越しの過ごし方などどうでしたかなどインタビュー。この後、ステージ横のテーブルでCDの即売&握手会があるそうな。それもその場でCDにサインをしてくれるという。「お正月だし子供もお金を持っていると見込みましてね。」なんて本当に笑わかしてくれる。


 ステージも終了し、さてさてと多くの人々がはける一方で、ぞろぞろと列が出来始め、私もではではと並んでいたら、思春期真っ盛りっていう感じの女の子と目が合った。明らかにバカにするように失笑を込めた目で見られた。
 想像だが、君も今は流行りものの曲ばかり聴くだろうけど、いずれ「これは!」ってアーティストに落ち着く日が来る。年を重ねれば分かるさ。

 CD購入、サイン、握手を繰り返し次々と列は短くなり私の番が近づいてくる。
 これだけ何か有名人の人に急接近したのは、こないだ偶然にドランクドラゴンとエレキコミックとバナナマンを三軒茶屋で見掛けたとき以来だ。

 列に並びながら「そういえば今日名刺あるじゃん!でも渡してどうすんだ!」とか、あれこれ考えていたんだが、私の中の緊張のゲージは頭の中真っ白にしてくれるまでそのボルテージを上げていた。ボンテージちゃうで。

 ついに私の前の人の番にまでなった。
 前の人はサインをCDに書くのに名前を訊かれて、嘉門達夫氏のファンクラブのタットタンCLUBの名刺を出してらした。そうですか、ファンクラブに入られている方なんだ、元旦に嘉門達夫がこんな四国の端に来てくれて、やっぱ嬉しいよね。私も嬉しい。


 そして遂に私の番になった。目は当然ながら緊張して泳いでいたに違いない。

 嘉門達夫氏に名前を訊かれて、


「レオです!カタカナでレオです。」


 外での私のニックネームはレオだ。その方が嘉門さんにも簡単で書きやすいだろうし、なんか楽しかったんで「レオへ」でCDにサインを書いてもらった。ちなみにこのサイト名はレオリオ.COMです。


 そして私はここで止まらず、無理なお願いをした。





「嘉門さんのずっとファンなんです。これにサインして下さい。」



 すいません、次のだけは写真使わせて下さい。











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***「無理なお願い」***



 嘉門さんは快く、「これどっち側にするの?」とおっしゃって下さり、あわてて裏側を指しました。
 テンパってたんで、「ディスプレイに!」とボケる余裕も無かったです。

 最近、アップルストアでipodを購入すると、名前を入れてくれるというサービスがあるらしいですけど、日本に多分一つだけの







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***「嘉門達夫氏のサイン入りipod」***



 ありがとうございました。家宝にします。そういえば、嘉門さんのアルバムに「伝家の宝刀」ってアルバムありますね。
 嘉門さんにipodにサインしてもらい、その場から離れた。

 これで二時からの部のライブは終了です。
 サインが消えないように、ipodは後からコーティングシールを貼っておいた。













 すっごく文章長くなってますね、もうちょっとこの文章に付き合ってっ下さい。以前書いた牛乳論以来の長さとなってる。




 さてさてさてさて、それから約二時間後、五時から第二部が始まりました。

 二時のときより、時間帯的にも「買い物でもするか!」ってな時間のため観客が明らかに増えてます。人々の熱気と暖房も効いてるせいか心無しか暑いかな。

 ジャカジャカジャジャーンとギターを掻き鳴らし、挨拶も短く二時のときもやったんですけどねとかなんとか、「さっき来てた人ー」とか聞いて、会場内で手を上げる人もちらほら、私?もちろん上げましたよ、もう恥なんか無いよ。では一曲目へ、



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***「タダーン」***



 いきなり「キング・オブ・替え唄メドレー」。

 これは今までの「替え唄メドレー」を新旧足した大メドレーです。昔の歌謡曲を知っている人にも、近年のJ-POPの好きな人にも理解してもらえるものとなっています。計ったら十分超えてました。しかも未CD化。
 これは有名なヒット曲が世に増える度に替え歌にして、ドンドン大きなメドレーになるだろうなあ。
 頑張って許可取り続けて下さい。





 次は「鼻から牛乳〜世紀末バージョン〜」。

 これも時代を超えて生まれ変わり続けていますよね。昔のライブビデオなんか観ると、「ちゃらり〜」で顔を模した大きなセットの鼻から牛乳が出てくるって、大掛かりなセットなんか映ってました。

 余計なことだけど、嘉門達夫氏の歌の内容がここでスーパーに買い物に来てる方々に理解出来るのかな〜って心配をちょっとしてました。
 嘉門達夫氏のライブを目的に来た方ばかりなわけじゃないし、正直言って年齢層もバラバラです。

 で前の席の方々が「お正月に一家総出でスーパーに来て、なんかやってると思って座ったら、嘉門達夫が出てきてもうた。」って感じで、ちょうど私の前がお爺さんとお婆さんだった。まだお孫さんも小さい子で、まだ初老といった感じの方々でした。

 「鼻から牛乳」で、細かなネタとオチが繰り返される度に、うなづいたり笑って肩を震わしたりされてたんで、なんか安心した。

 世代を超えて何かを伝えれたり笑わかしたり出来るって、やっぱりいいな。

 ほんと余計な心配でしたわ。




 続いてmcとなり、第一部でもあったアポロシアターに出るって話で始まり、例のサムライコントと英語の歌ネタへ。

 第一部のときは歌い終わった後、英語の歌の意味を伝えていなかったんですけど、今回はどういう内容の歌を歌ったか説明してくれた。
 第一部のときに余りにも会場が静かになってしまったためだろうか。

 会場内から笑いが起こる。えがった。




 そして次の曲は「明るい未来」。

 これもシングルで2003年にリリースされ、新しいシングルベストにも収録されている。この曲に繋がる「プロローグ」という曲では、明石家さんま氏と久本雅美嬢が声で参加されている。

 高度経済成長期を過ごした方、団塊の世代の方にはジーンと胸に来る歌ではないだろうか。調べたら団塊ジュニアにも私は入らない。次の世代は何て呼ぶんだろう。
 ところで「団塊の世代」って言葉って堺屋太一氏が作った言葉だなんだね、知らなかった。

 「団塊」を今でも「だんこん」って呼ぶ人います。それ違うから、別の意味になるから。嘉門達夫氏の歌の中にも同じネタがあった気がする。

 まあそれはそれで 「素敵やん」

 いやにしても、私も小さい頃は、藤子不二雄氏の21エモンに出てくるような未来世界が21世紀には広がっているもんだと思っていた。車は宙を浮き、宇宙旅行は切符一枚で普段着でOKで、身の回りのことはロボットが何でもしてくれて、豊かで最高に便利で幸せに満ち溢れたものだと・・・。

 現実はどうだろう。嘆いてばかりでも始まらないけど、ため息も出るよね。

 本の中で描かれていた未来像は多分来ないだろうね、人類は自分らで作ってしまった壁にぶつかって後退しそうだ。


 そういえば、こないだのテレビで、阿波踊りを踊るロボットが紹介されてた。HONDAのアシモの初期型と比べると凄い飛躍だと思う。でも踊りの先生に言わせると、ロボットさんには「しな」が無いそうです。いやいや、そんなとこもまで求めなくてもいいじゃない。
 そこまでされたら、完璧に踊れる新たな「阿波踊りの先生」が誕生しちゃうよ。充電要るけど疲れ知らずだし、先生の仕事取られてしまうことにも成りかねない。


 鉛筆の端を持ってブンブン上下に振れば充分「しな」は見れる。


 ロボットに取って代われる日はまだまだ先のようだ。


 この曲は会場にいた方々にも伝わりやすかったようで、前のお爺ちゃんお婆ちゃんがしきりに頷いてらっしゃる。嘉門さん、いい仕事してるなあ。
 もう一回言うけど「素敵やん」




 そして最後となる絞めの歌が、「マーフィーの法則」。


 「♪マーフィーの法則は〜♪」が繰り返され、どうしても人々が普段生きていたら行ってしまう法則を嘉門達夫氏が啓示するといった歌となってます。歌と言うか大音量のバックカラオケを前に、神々しく嘉門達夫氏が法則を読み上げると言った方が適正かな。昔のシングルだし、これと同名の本が当時かなりヒットしたよね。
 本の流行的には「ソフィーの世界」の前ぐらいかな?あれぐらいから変に「自分探し」みたいな本が増えた気がする、凄く嫌だ。自分なんか探して無いで今やれることをやれ、結果なんか後から付いてくるもんだから、つまんない自分を見付けてどうすんの!なんて言ってみたりして。とにかく「素敵な自分探し」みたいな本は嫌いです、まやかし商法みたいだし、頭悪い。


 この「マーフィーの法則」も時代とともに様々なバージョンがアルバムに収録されて来た。どうしてもやっちゃうことってありますもんね。なんか「小市民」のもっと規模の大きい歌です。

 そういえば小さいころ、嘉門さんの「小市民」の歌を母親が頷ずきながら聞いてたの思い出した。・・・まあ、そんなセンチメンタルは話は置いといて。


 私は、「♪マーフィーの法則〜♪」のサビが繰り返されるところで、嘉門さんが手を広げてポーズを取っているのを尻目に、これまた前の老夫婦が頷いてらっしゃるのを見てた。


 自分じゃない人に物事を伝えるって考えれば大変なことなんだよね。
 伝えたいことは脳みその共有化でも出来ない限り、100パーセントを相手に伝えることなんか不可能だ。
 「ここで笑わせたい(自分はおもしろいと思ってる)」、「こんなに君が好きだ(こんなにも自分は君のことが好きなのに)」とか自分の中では理解出来ていても全てが伝わることは無いんだよね。
 ネットの時代になって人々とより簡易的に交流する術は出来たけど、今まで生きて来た環境、年齢差、価値観なんかも邪魔するし、何よりも本当に伝える術が上手くなかったりして伝えられなかったりする。
 伝えたい人はいるのに、いつも伝えたいことが伝わらない。

  それが歯がゆかったり、悔しかったり、悲しかったり、憤りを感じたりするけど、上手く伝えて行こうとして私たちは何気ない日々をそれぞれ頑張ってるんだよね。

 思えば、この世に生まれて来たこと自体が、ここにいるよってことを伝えることの旅の始まりみたいだ。人生は自分じゃない誰かに何かを伝えることの繰り返しのような気がする。
 いずれ自分がいなくなったときも、全てでは無いけど自分が伝えたことをまた残った人に誰かに伝えてもらうことが出来る。

 でも伝えたい人にはいつも全てが伝わらない、伝わってもどうしようも出来ないこともある。


 なんつってよ、何言ってんだか私は。


 馬鹿な話でもしとこか、頷くと言えば、うなずきトリオの「うなずきマーチ」のレコードが未だに中古レコード屋で2800円の高値が付いてました(笑)。




 さて、第二部のライブも終わり、またサインしてくれるCDの即売会と握手会です。

 実はね、第一部のときに写真撮ってもらうのと、ipodにサインしてもらうのと、かなり緊張してたのも手伝って、握手してもらうの忘れてました。


 というわけで、今度は握手してもらうのにまた列に並びCD購入おば致しました。同じCD。

 さっきよりも緊張も落ち着いてた。ってやっぱりかなり緊張してた。

 「お名前は?」と聞かれ、懲りずに




 「レオです!」




 すると「あっ、さっきの!?」と覚えて下さってた。
 「はい、さっきipodにサインしてもらった者です!」

 こんどこそ、確実に握手してもらった。数分後には自転車のグリップを握ってしまうのだが、握手してもらった事実に意味があるのだ。


 「ありがとうございます。頑張って下さい。」どうもお決まりの応援のセリフしか出なかった。
 嘉門さんにも伝えたいことは山ほどある。でも緊張して上手くしゃべれないし、後ろにも列は並んでいるわけだし伝えても、みんなにも、何より嘉門さんに迷惑だ。「頑張って下さい」にいろいろ意味込めたということでいいじゃないか。

 でもね、私って、余計なこと言っちゃったんだよ。最後に、










 「新田さんにもよろしく!」








 正確に言うと、
 「僕は嘉門さんと同様にスペクトラムのファンで新田さんも大好きなんです。お二人の曲を聴かない日は無いんです。新田さんは嘉門さんの曲の編曲とかもたくさん手掛けられてますし、嘉門さんが所属してらっしゃる代官山プロダクションの社長さんですよね、今度会ったら馬鹿なファンが宜しく(頑張って下さい)と言ってたとお伝え下さるようお願いします。」なんだけど、緊張して「新田さんにもよろしく!」としか言えなかった。友達じゃ無いんだから・・・。

 嘉門さんは一瞬きょとんとした顔をして「あっ、ああ!」と了承してくれた。


 そして私は後ろも振り返らずその場を去りました。

 その後すぐに後悔の念が私を襲いました。
 「何言ってんだ、俺は。何、困らせてんだ!」と。正直凹みました。

 「新田さんにもよろしく!」は無いよな。

 いきなり「新田さん」って言われても嘉門さんも困るよ。

 しかもスーパーの営業でこんなファンが来てるなんて思わなかったでしょう。

 この場であやまります、ごめんなさい。


 本当にごめんなさい。


 帰り道は雨でした。

 今年は元旦から天気が悪かったよね。でも元旦から嘉門達夫氏に会えて私はかなり景気がいい年になりそうです。

 
 雨に打たれながら自転車で帰るのも全然苦では無かった。


 元旦に私に起きたことは皆さんに上手く伝わりましたか?







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***「元旦の日付入りCD」***









 追伸:
 それから後日のこと、たまたま朝のワイドショーで、嘉門さんがアポロシアターでライブしてるのを観ました。
 あのとき着ていなかったカツラにサムライの衣装。
 あの箸でハエを掴むコント。
 あのスーパーで観たものをニューヨークでしてる。

 でもコントの自体で会場から大ブーイング。
 ワッツアップと挨拶をして歌を歌い始める前にステージから下ろされてました・・・。


 大丈夫です、いずれ向こうにも伝わるはずです。
 なんてたって音楽に国境なんかありませんから。











じゃあ、また!



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