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ラーメンズ/イラスト日記/コラム



 タイトルイラスト エッセイ コラム 絵日記 歩こうの会  first update
どうぶつの森+α 2003 09/22
   


 よく動物に好かれる。こちらも動物が好きだ。好き同士でいいじゃない。しかし私は特定の動物は食べるのも好きだ。
 馬肉の刺身なんか好んで食べる。




 それはどうでもいいんです。
 GC(じーちゃん急死)・・・、じゃなくてゲームキューブの「どうぶつの森+」を今更ながらプレイしてみた。

 
***動物園の匂いがする***


 どんなゲームかというのをまずストーリーから追わせてもらうと、主人公(以下・己)はどうぶつの村にお引越しをします。そして何やら共通言語をしゃべる二頭身の動物たちと村で共同生活を始めるのであります。いろいろツッコミところはあるけど、そんなところを無視しないと物事は進まない。
 動物たちはみんな近代文明を知らない程度の知能と生活レベルを保っています。多分、モノレールとか見たことないと思う、ネットもしないと思う。
 普通にファミリーコンピューターが最新ゲーム機器なくらい。

 きっと電話なんかプッシュ回線ではなく、未だにジーコジーコとダイヤル回線に違いない。
 黒電話もピンク電話も緑の電話もそれが普通に生活の中に違和感無く溶け込んでいるはずです。

 ゲームの種類は、己は動物たちのたわ言に耳を適度に傾けながら、村を発展させて行くという一種のシュミレーションゲームです。

 でも、神様でもなく、市長でもなく、一般ピープル(唯一のヒューマン)として肉体労働により賃金会得をするであります。動物たちのお使いをしたり、捕獲した魚や虫を売ったり、木を揺すったり、穴掘って探したりと小銭を稼ぐその姿は正にもう一人の私の生活そのもの。

 そして貯め込んだそのお金で村を発展させて行くんだな。何の思い入れも一切無く引越して来ただけの田舎の村に、労力と引き換えに得た自分のお金わざわざ貢ぐという不思議なことになっています。
 まあホストやホステスに貢ぐより全然いいけどさ。  

 そうゆうゲームです。困ったね。



 まあ、村の発展も大事かもしれないけど、ただ、村の中で生活するだけでも楽しめる内容になっている。
 狸の店でスコップや、虫取り網、釣竿などを買って様々な種類の魚、虫、化石を集めて行くだけでも、自分に欠けているアクティブティを擬似的に発揮出来るようになってんだな。
 なんてったて、「どうぶつの森」だもんね、自然が多い。現実世界で私が玄関を出て三十分かけて走っても出会えないような自然の残った村だ、逆に言えば自然しかない。店は狸の店しかない。残りは民家と駅だけ。あっ郵便局があったな。

 カフェなどありえない。

 吉幾三のヒット曲の歌詞のような村だ。「チチキトク」の電報でも届きそうな感じ。



 とりあえず、私のプレイ体験から話を。




***人使いが荒い***




 名前「レオタ」、村の名前「ふっくら村」。

 村に着くそうそう家を買わされる、狸に。一応泥で塗り固めて造ったような家じゃないけど、ローンまで組まされる。借金返却の一歩として、狸の支配下に置かれ丁稚奉公扱いだ。

 とりあえずここまで何もかも無理矢理そうなる。有無を言う暇は無い。

 まさに「ガキの使い」をこなし、後は他の動物の手伝いなどをしてローンを返却しろとのこと。
 別に家要らないっすよ、橋の下で寝ますよ、なんなら森だらけですし木の上で寝ますよ、なんてこちらの言い分通用せず、保証人も居ないのに借りることの出来た信頼貸しの借金返却のために動物たちの顔色を伺う生活が始まる。

 「何か仕事ちょうだい?」
 「何か手伝うことない?」

 電波少年で猿岩石たちが旅先の街で吐いていたようなセリフを動物たちに話しかけて回る。明るい雰囲気の風景とは裏腹にみじめな気持ちになること請け合いです。

 そして、都合よく動物たちはこちらに用事を供給してくれる。

 「ちょうど、良かったわ。この本を●●ちゃんに返してきてくれない?」
 「●●くんが、僕のハンカチを返してくれなくて困ってるんだよ、取りに行ってくれない?」

 え〜、こちら、なんでも屋でございます。
 皆さん一軒家に住んでおられ、生活になんの不便もなく、暇な時間を埋めるため、様々な小物を収集したりしております。皆さん物へのこだわりが凄いです。私はそんな小物の運び屋となるのです。そしてお礼に小銭を頂きます。どうぞ、セバスチャンとお呼び下さい、ご主人様。



***せめて自転車くれ***



 あくせくあっちやこっちに走り回り、なけなしの小銭を稼ぎ集めローン返済を終えると家を増築されます。そして当然ながら新たなローン返済人生が始まります。

 「大改造!!劇的ビフォーアフター」に出て来る家族のように、「段差が年寄りを苦しめている」「閉塞的な雰囲気で家族の団欒が叶わない」といったある程度我慢すればいいじゃないのといった文句があるわけでもなく、さもそれが自然かのように増築され借金という新たな足カセを嵌められます。

 しかも匠の技などでもなく、狸の技。

 スポンサーはア●ムですか?プ●ミスですか?
 まあ、それだけが人生じゃありません。別に狸は取り立てに来ませんし、仕事場まで脅迫電話して来ません。



 ある程度この世界のゲーム感に慣れたら、だらだら生活します。

 このゲーム、時間設定が現実世界と一緒になっています。こちらの一分が、どうぶつの森の一分です。朝・昼・夜もあれば、四季もある。本当にどうぶつの村に生活している感じです。これもまた人生。
 虫取りや魚釣りをしていると、なんだか小学生か、定年後の初老の叔父さんの人生も味わえます。


 先程も言ったけど、物へのこだわりが全てです。様々な小道具、家具がゲームの中に出て来ます。己が着る洋服の種類など数十種類に及んでいる。
 好みの家具を買ったり、物々交換したり、拾ったりして、自分の部屋を素敵にコーディネートすることも村の発展に通じるそうな。

 なんとかアカデミーとやらが、私の居ない間に無断で私の部屋に上がりこみ勝手に様々な観点から判定、そして採点をする仕組みになっているのだが、その採点結果が村の点数とされてしまう。つまり、点数が低いと村自体がしょぼい村とされるのだ。

 プライバシーなど動物の世界には無いらしい。

 低い点数は、村から動物たちが引越してしまうことの要因にもなってしまう。
 「おら、こんな村嫌だ」状態に陥る動物が出てくる訳ですな。
 部屋のコーディネートに手が抜けない。
 安楽の地など何処にもないらしい。
 勝手に人の家に入って来て、採点もないもんだ。

 まあ、こちらも他の動物の家に入り放題なんですけどね。



 そもそも、この村には犯罪がない。多分、「犯罪」という文字がない。
 さすがに睡眠中は玄関のドアに鍵をかけられるけど、他人の家には基本的に入り放題となっている。

 誰だって眠りを邪魔されるのは不快と来たもんだ。

 いちおう交番はあるが、道案内と落し物の保管しか仕事していない。しかも、落し物は先着で持ち帰り放題だという。

 金持ち村は、皆さん心が広い。

 ここまで来ると、村で唯一の悪い子になりたくなって来る。虫取り網で動物を叩いたり出来るのだが、二回も叩けば怒ったり泣いたりアクションを示して来る。

 しかし、すぐ忘れてくれる。

 まあ、悪い子は別の村で。




 
*********************************************************************




 とにもかくもまぁ、時間設定を早送りなんかして、桜の散る地面を踏みしめたり、梅雨で濡れた地面を踏みしめたり、雪で真っ白になった地面を踏みしめたりして田舎の村での生活も一年が経過した。


 すっかり、村の住民として溶け込んだ感じ。

 今ではちゃん付けで呼んでくれる。

 村中にいろんな果実の木を植えたり、たくさん花を敷き詰めた。

 必死に働くサラリーマンが羨ましがるほどに家も増築を繰り返し、二階建てで地下室まで完備するまでに大きくした。部屋の中も集めた家具でカラーバリエーション豊富に色を付けた。

 そんな、お家を建物探訪してみると・・・、



 一階は和室にしてみた。ザ・ジャパニーズ・和室な感じだ。
 壁は障子張りで、床は畳張りよ。

 そして入り口には守り神のごとく、巨大なコケシが四台そそり立っている。

 部屋の真ん中にコタツがあり、囲むように日本的家具が置かれている。船盛りも置かれているが、それは愛嬌。
 くせ者が侵入したときは、備え付けの日本刀を手に取る。
 おや、茶ダンスに収納が!?中にはトーテムポールが・・・。現実ではありえない。
 アクセントに三尺玉を転がしてみました、火気厳禁よ。いくら日本人でも家の中で花火はしない。


 続きまして、お二階へ。
 二階がいきなり、学校の教室風になっております。
 教室机は並んでいるわ、下駄箱もあるわ、黒板もあるわ、なんなら跳び箱もあるわ、ジュースの自販機まで置いてあるでやんす。
 授業出来ます。
 動物たちに人間学の講義してあげようか。
 自分家で放課後の教室が味わえる設定になります。
 二階が教室なので、朝寝坊をギリギリまでしても遅刻しません。


 最後となりましたが、地下室へ。
 地下室というと怪しい感じがしますが、ただの倉庫となっております。
 ちなみに地下室は、なんとかアカデミーの判定の対象にならないのでやりたい放題出来ます。
 UFOが浮いています。


 以上がある程度プレイして出来た私の城です。

 特にすることもなく、だらだらと動物たちと過ごすのみ。
 真夜中の海辺の散歩などをする。
 ただ寄せては返す波を見ながら、特定の時間に釣れるシーラカンスを釣り上げては海に返すのが好き。



***呼んでる***




 さて、このゲームの特徴ですが、メモリーカード上の行ききで他人の作った村に遊びに行けます。
 そこは住人も違うし、村の地形まで違う。

 軽く小旅行。

 ところがどっこい。当方は知人に「動物の森+」をプレイしている人などいない。
 じゃあ、もう一個のメモリーカードで初めっから新しい村でも作ってみようかなと。

 「ふっくら村」での生活も単調で少し飽きかけて来たし、こんどは思いっきり悪い子で、ぼろぼろの村でも作ってみようかなと作ったのが・・・・











 「すぎさわ村」。



 漢字で書いたら「杉沢村」。例の呪われた「杉沢村」を意識してみました。
 主人公のヒューマノイドの名前は「ケンコバ」。ケンドーコバヤシ氏の愛称から拝借。
 とりあえず、「ふっくら村」ではベストを目指したから、「すぎさわ村」ではワーストを目指してみようと、いざ実行。



 村に着くなり、狸に大反発。
 とにかく手伝いは嫌なので、木を揺すったりして小銭を拾い集め、斧を購入。
 村に引越して来たばかりの住人が斧を購入したら嫌だね。
 しかも斧を担いで走り回ってる。
 取り締まる機関がこの村には無い・・・。
 フルスィングで、木という木を伐採。単独開発事業団よろしく自然破壊しまくり。
 村に「カーン、カーン」という音が響き渡る。
 いきなり、引越しして来て、村の木を切り倒し始める人間が居たら動物たちも止めればいいものの、ぬるま湯人生の動物たちは何もして来ない。
 まさに、与作。
 へいへいほー、と木をなぎ倒して回る内に斧が折れる。「OHー!NO−!」なんか言わないよ。
 割り箸でも交換するかの如く新たに斧を購入。これで電気チェンソー振り回していたらジェイソンだ。
 やはり、破壊の方がちょっと楽しいかも・・・。



***「そこの尖った斧下さい。」 「嫌です!」***



 やがて、村には切り株しかなくなりました。

 森林伐採率100%。嫌な住人が来たもんだ。ローンも払わないし。
 これだけ、木をなぎ倒して、木材が出来たら広い家を建築出来そうなものの、このゲームでは木を切り倒すと「スー」と消えて行きます。動物たちも会話の中で「倒した木は何処に行っちゃうんだと思う?」などと不思議がってた。

 プログラムがプログラムにツッコミ入れてた。

 いや、にしても絶景かな絶景かな。さっぱりした村の出来上がり。
 多分、この村でセミ採りは出来ません。地中から出てきたセミの幼虫も、土から八年かけて顔出したら、よじ登る木が何処にも無くてショックを受けるだろうに。
 そして、時間設定を早送りしまくると、村には雑草だらけ。「杉沢村」のイメージに一歩近づいた。
 村には引越して出て行った住人もちらほら。これは噂に聞く過疎化!「杉沢村」にまた一歩。

 誰も、こんな村に住みたくない。

 そして居残った住民の反感を買うべく、虫取り網でポコスカポコスカ、皆さん激怒。忘れた頃に「ちぇすとー!!」ポコスカポコスカ。

 またもや時間早送り。



 かなり、住民が減りました。その代わりかなり雑草が増えました。
 雑草で地面が見えません。

 もうなんだか「八墓村」に名前変えてもいいくらい。

 ああ、この不幸せ感を「ふっくら村」にも伝えたい・・・。




 というわけで、駅から「ふっくら村」へ小旅行。

 ふっくら村に到着し駅から降りるなり早々、村の雰囲気が全然違うことを感じる。例えて言うなら「すぎさわ村」が冬なら、「ふっくら村」は春。

 自分で作っときながら、まったく正反対の村が出来た。

 駅前が花畑ロードになってる。一応気分は侵略者なので、踏み散らす。なんだか、理解されないいじめっ子のような気分。「大人なんか嫌いだ!!」。

 しかし。前に「ふっくら村」を作ったときより、民家が増えている感じがする。
 住民を見て回れば、「すぎさわ村」から引っ越して来た者もちらほら。
 こんな所に来ていたのか!?なんとなく、こちらと目を合わせてくれない。
 「あら、久しぶりね」とか言いながら、動物たちが震えているような気がする。



***こんな顔しないよ***



 「自分たちの村を壊滅させた侵略者の手がこの村にも!」
 なんちて。この動物たちは過去のことは綺麗すっかり忘れる能力が高いようだ。
 仲良くしてくれた。
 なんとなく斧で叩いといた。

 「仕事ない?」と聞くだけ聞いといて最終的に仕事を断り反感を買い、軽く逆ギレっぽく動物たちを虫捕り網でお痛して回り、村中の動物に脅迫の手紙を書いて送って村を去った・・・・。


 自虐的と申しましょうか、陰湿な遊びだった。


 任天堂ごめんよ。




  後ほど、「ふっくら村」を正式な住民でプレイしたら、「ケンコバ」の苦情を皆さん切実におっしゃってました。




 「知り合いなの?」







 ・・・そんなわけないじゃない。








 どうぶつの森+αβに続きます






じゃあ、また!



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