唐突な攻撃

 

「ミドリの坂東です!!」


 テレビ番組明け、CM第一声がそれだった。
 初めて、それを見たときは唐突過ぎて笑った。
 関西ローカルっぽいので、ごめんない。

 ミドリ電化という、電気販売チェーン店のコマーシャルの話なんだけどね。今まで、この数年、そこのCMはチャランポランという芸人さん二人組の方がやっていて、「ちゅーと半端やなー」と一部での流行語まで生んだのだが、唐突に坂東栄治になっていた。
そんな新手な起用と、第一声が「ミドリの坂東です!」。

 奇襲攻撃に近いじゃないか。
 そんな、だって、ずっと坂東さんがミドリのCMをやってて、ミドリに行っても坂東さんのポスターだらけで、店先になんか坂東さんのPOPまで立ってて落書されてたりするのが恒例だったのならば、「ああミドリの坂東さんね。いつも大変ね、頑張ってね。」とも言えちゃうよ。

 だがしかし、いきなり、ミドリの坂東です!!
 「今日から、この人が新しいお父さんよ。」
 「今日から球場をゲートボール専用、大ゲートリーグ戦用にします。プロ野球はオーナーの庭でやって下さい。」
と来たもんだ。

 CM界にせよ、なんにせよ、契約期間がきれたら、そうなんでしょうけど、あまりにも、ちゃらんぽらんのお二人方がしっくり行ってたもので。

 にしてもCM撮りで、何回坂東さんは「ミドリの坂東です。」と言わせられたのだろう。
 B「ミドリの坂東です。」 D「ちょっとイメージと違いますね、もう一回。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「うーん、どうも、まだ違いますね。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「まだまだだなぁ。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「それがですか?」
 B「ミドリの坂東です。」 D「またまたぁ、余裕かましちゃって。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「昨日飲みすぎたんですか?」
 B「ミドリの坂東です。」 D「笑顔忘れてますよ。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「それの何処がですか?」
 B「ミドリの坂東です。」 D「僕はもっと本当の貴方を引き出したいだけなんです。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「もっと、もっと、レンズに念を向けて下さいよぉ。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「笑顔は何処行ちゃったのかなあぁ。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「貴方はミドリなんです!」
 B「ミドリの坂東です。」 D「そうだ、そうだ、ミドリっぽいですよ。」
 B「ミドリの坂東です。」 D「ミドリだ、ミドリだ、俺はミドリを見れそうだ!!」
 B「ミドリの坂東です。」 D「はーい、OKです。お疲れさまでした。ミドリの坂東さん。」

 ちなみに坂東さんに対してなんの恨みはありません。

 すっかりミドリですね。これの倍の倍させられてたら、ミドリの坂東ですね。
 疲労困憊状態にさせといて、最後に優しい言葉で褒めたり認めてあげたり、坂東さんはマインドコントロールでも受けたようですね。
 ミドリの坂東誕生って感じでしょうか。
 CMでの、彼のはっきり言い切ってる顔見ますと、よほどの末ですね。
 これでブラウン管上で出てくるのが、ミドリのCMぽっきりになったら笑いの神さまに一歩近づきますけど。

 って笑わかそうとして、やってるわけではないんでしょうが。

 見る側の予想を越えたものを与えると、受けて側の平常心と心の帯を揺るがし、入りやすくなりますね。
 やっぱり、笑いというものは常に客の想像を超えないといけませんよ、笑いに限らず提供する側何に至っててもかな。生みの辛さですが。
 定番ギャグで笑いを取るには、長い時間と、愛を持ってもらわないといけません。
 だから新しいものはブレークスルーが必要なんですね。それを飽きられず、定着させるのも難しいんでしょうけど。じゃないと、すぐ消えちゃいますもんね。
 笑いって難しい。なんに至っても生むのは難しい。

 しかも笑いに関して言えば、何故か軽く見られちゃうしね。
 間とか、するどいボケとか、頭良くないと出来ないはずなのに、軽く見られてしまう。
 笑いって、人間だけに許された娯楽なのに。
 なぜ、お笑い芸人という職業があるか、笑いをテーマにした娯楽作品があるか、笑いがないと人間は生きていけないんですよ、きっと。
 ノック氏とか青島氏とか、偉い立場になるとつまらなくなっちゃう人じゃないお笑いの人が人を動かす立場になって、お笑いの地位を高めてもらいたいですね。

 国会で「ミドリの坂東です!!」
 ↑坂東さんはお笑いではないが。いつか国会議員に立候補しそうだ。

 みんなに笑顔を。





 誰かの
 「バヤリース飲みすぎ!」ってセリフにも笑えました。
  


    
 

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