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バーモンド無しカレー 2003 4/18
   


 カレーは日本料理です。


 インド人が作るようなカレーは日本家庭の食卓に出てきません。

 「おかーさん、晩御飯な〜に?」

 「ガラムマサラを筆頭に30種類のスパイスで決め込んだ激情カレーよ、子供にはまだ早いかもね。牛乳飲んでもう寝なさい。」


ってなことはまず、ないですよね。

 料理は素材勝負なら現地で食べた方が格段においしいです。しかし大阪のタコヤキと関東のタコヤキは違いますか?それは知りませんが日本のカレーは日本料理。日本で食べるのがおいしいはずです。

 オーストラリアの日本食屋でカツ丼食べたけど・・・、ハワイの日本食屋で煮物食べたけど・・・、なんかいまいち。


 やっぱり日本のカレーは日本のもの。そして日本のみんなから、好かれまくってる料理の一つですね。
 二、三日煮込み上げたい人から、キャンプなどで手軽に作りたい人まで、みんながおいしく作れる安定した味と人気を誇る、レストランでメニューの選択に迷った人に温かく手を伸ばしてくれる汁。
 汁物いろいろあるけれど、ご飯と合体することで、主役の番をはれる汁。

 ご飯に味噌汁をかけた猫まんまだと、何処まで行っても猫まんま止まり。

 ところがカレー汁をかけたご飯はカレーライスという恭しい名を得るのです。それだけに終わらず彼は己の上にトッピングと称してトンカツ乗せたり、チキンカツ乗せたり、お好きな野菜乗せたり、ウインナーウインナー乗せたり、目玉焼き乗せたり、納豆乗せたり、磯辺揚げ乗せたり、チーズ乗せたり、フルーツ乗せたり、と誰でも上に乗せることが出来るのです。
 選り好みせず、誰でも己の上に乗せる交ぜるが出来るカレーライス。

「彼(カレー)って誰とでも円滑な交流関係を築けるみたいだけど、誰とでも寝るって噂よ。気を付けなくちゃ。」

と巷で良くない噂が立とうとも我害せずの精神を通し続けて、今や日本国民に愛される食べものに。

 只のプレイボーイは今や国民栄誉賞を頂けるまでの存在になったということです。



 今回はこの汁について勝手に話させてもらいます。(レトルト限定)



***「それ以上カレーを近づけたら舌噛みますよ!」***



 スーパー、もしくはコンビ二に行っても、レトルトカレーの種類の多さには驚きます。

 ピンからキリまで、百円以下のものから高すぎでしょってものまで、よくこれだけ名前考えたねってほど多種類に至ってます。
 これだけ、企業も新発売や改良のラッシュをすることが出来る(出たり消えたりが激しい食種)ってことは、安定した人気が底にあるからですよね。インスタントラーメンも同様。

 そういえばラーメンも元は中国の物っぽいけど、今じゃ日本食。いろんな問題で「支那そば」なんて呼び方も無くなったしラーメンは既に日本食と呼んでもいいですよね。

 インスタントラーメンなんて絶対日本食。チキンラーメンからその歴史は始まってますが、ここ数年は味にも具にも拘ってお値段が張る商品が増えてきました。

 ちょっと高級感を出して値がはるような新商品を店頭に並べることが出来るのも、確実なファンがいるからこそかな。デフレに反して、高級感出した商品が最近売れてるみたいだけど、ローソンのおにぎりとか。

 「最初っから食材に拘っててよ。今まで普通に出してたのは何だったん?」とかちょっと思いますが、同じラーメンでもカレーでも、人気が高いですし、新しく美味いものを待ってる人たちが、そこに大勢いるんでしょうね。



 ここ数年、目に入るのが、「○○屋」のラーメンと題され実際に日本のどこかに存在する店の看板を背負ってスーパー・コンビ二で売られているラーメンたち。

 他県で評判の店、ちょっと自転車じゃあ行けないなぁ、飛行機使って、タクシー使わないと食べれなかったあの味がご家庭で、みたいな。
 メーカー側がお店に交渉して、本家の味を潰さぬように、駆使して駆使して、値段のことも考慮しつつ、なんとかレトルト化にして発売してる、あれ。
 全国の有名店が一同にスーパーのあるスペースに並んじゃうなんて、大手メーカーのなせる技です。

 普通にラーメン○○味って表記してあるより、少し手を伸ばしちゃいますよね。

 おいしいのかなって思っちゃうじゃないですか、だってねぇ、こんな形になっちゃうほどなんですもん。そんな作戦に負けて、まぁ食べてみると、まぁ、ねぇ、食べてみたのが、たまたまそうだったのかもしれませんが、まぁ、ねぇ。たまたまねぇ。

 写真も卑怯だなぁ。



 「行列の出来る○○屋のラーメン」って感じのタイトルのラーメンもありますが、そんな軽く一句詠んでるタイトルが可能なら幾らでも作れます。


・行列の出来るラーメン屋から程近いラーメン屋○○のラーメン
・有限会社五所川原商事のお昼のご用達のラーメン屋○○のラーメン
・配達が早いことで有名なラーメン屋○○のラーメン
・店主がチャーシューみたいなラーメン屋○○のラーメン
・本当はオムライスが一番得意な店主がいるラーメン屋○○のラーメン
・お昼寝の時間だけは絶対譲れない店主がいるラーメン屋○○のラーメン
・うどんが食いたい店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・「寝かす」と「売れなくて作り置き」を混同している店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・なぜかいつも逃げる準備をしている店主のいる店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・まずい味を「発想の転換」と言い切る店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・時々、ラーメンの作り方を忘れてしまう店主がいるラーメン屋○○のラーメン
・だからスープだけ出て来たりする
・おわびの気持ちで半炒飯が付いてきたりする
・店の前に行列が出来始めると「営業妨害だ!」と水を撒き始める店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・店の前に行列が出来始めると近所の別の美味いラーメン屋を教え始める店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・店の前に行列が出来始めると「どいつもこいつもヒマ人だ!ヒマ人だ!」と罵声を浴びせ始める店主のいるラーメン屋○○のラーメン
・店主がレザーフェイスのラーメン屋○○のラーメン
・「ラーメン通お断り」と貼り紙がしてあるラーメン屋○○のラーメン
・「せんだみつお」のサインばかりあるラーメン屋○○のラーメン
・表から入るとラーメン屋だが後ろから入ると電気屋のラーメン屋○○のラーメン
・一見するとブティック、実はラーメン屋○○のラーメン
・いや、ブチック。
・永井豪の漫画ばかり置いてあるラーメン屋○○のラーメン
・店主も店員も24歳独身の婦女子で構成されているラーメン屋○○のラーメン
・ミニ豚が店内をウロチョロしているラーメン屋○○のチャーシューメン
・店内で「軍艦マーチ」がワルツのリズムでガンガン流れているラーメン屋○○のラーメン
・なんなら「アンパンマーチ」のトランスVerが大音量でエンドレスで流されるラーメン屋○○のラーメン
・空席をぬいぐるみがカバーしているラーメン屋○○のラーメン
・具材持ち込み制のラーメン屋○○のラーメン
・店半分が埼玉と東京と県境を股にかけてるラーメン屋○○のラーメン
・又、埼玉側と東京側では微妙に味が違うラーメン屋○○のラーメン
・女将がいるラーメン屋○○のラーメン
・もう味とか関係なしに噂とマスコミの情報のみで客が来るラーメン屋○○のラーメン
・ナポリタンラーメン




 ところでこないだ、雑誌や美味いラーメン店ベスト10なんかに入ったりしてるラーメン屋がわりかし近所にあったんで行ってみました。店内は有名人のサインがいっぱいで「うちは美味いし有名人もご用達なんだぞ」と嫌な優越感を出しながらお客を圧していました。
 有名人のサインが多い店はあまり好きじゃないんですけどね。なんだか笑えるのが一つ・・・




 出川哲朗のサインがありましたわ。




 氏のサインがあるだけで、おかしい気分になるっていうのも失礼な話ですが、なんか笑えました。

 まあ、そこは辛いラーメンが有名っていうのが看板みたいなものなんですが、当方あんまし辛いラーメン食べる気がしなかったんで醤油ラーメン頼んだんです。

 そして頼んでからしばらくして店員が手ぶらで来ました、こう告げに・・・



 「うちの店、●●ラーメン(辛いやつ)が有名なんですが、醤油ラーメンでいいですか?そんなに辛くないし、値段も変わりませんし・・・」

 ははは、なんじゃそりゃ、なら鼻っからメニューに醤油ラーメン載せるなよ。

 客が頼んだものを否定しにワザワザくるなんて、そこまで言うならと頑固頑なに醤油ラーメンに拘る必要もなかったし、「じゃあ塩ラーメン、高血圧なんで塩控えめにね!」とボケる気もしなかったんで、素直にそのラーメンにオーダーチェンジしました。

 そして来た物を食べてみましたが・・・うーん。なんだかなって味。辛さで味わいもクソも無いです(笑)




 ところで、この○○屋の味と表記した商品って、レトルトカレー界にもあったんですね。知りませんでした。
 上にも書きましたが、「○○カレー中辛」って表記するより、「高級ホテル○○のカレー」とすると少しはパッケージの見てくれで「お手と時間と創意とブランドを・・・」が入っているのねって感じになるかもしれませんね。

 見ていくと、こちらは○○レストラン・ホテルの味がご家庭にって感じですね。大してラーメンと変わりませんが、インスタントラーメンでは「○○ホテルのラーメン」っていうのはありませんね。それに密封容器が缶詰になってたりするのはカレーだからこそです。

 だがしかし、ちょっと違うのが、お値段。

 レトルトの一括りで今は話しているので、カレーもラーメンも同じご家庭の味方として捕らえますが、百円前後の商品からある双方、ラーメンの○○屋の味などは少し張りますが、○○店のカレーとかになると五百円前後に設定されてるし、ホテルのカレーの缶詰とかになると、お札が要りますね。缶代も入ってるんでしょうが。

 ラーメンと違って、ご飯炊かないと食べれないのに。

 インスタントラーメンで「高級中華料理店○○総本店の味」って表記して、千円越して売っても、家に持ち帰って、自分の家の都市ガスと水道水で調理してても、本当にその味出るかなって思いませんか?
 そのぶん、カレーは、その店の味を袋に入れて(そのままだと願いますが)売ってるから、有名レストランの味がするって感じがしなくもない。そこに値段の差があるのかなぁ。



 お店の味をそのままご家庭にという意味では・・・



 見たことないなあ・・・・









 缶詰ラーメン。







***「うちらの汗は入ってないのか?」***



 おでんの缶詰もあるこのご時世。ないなぁ、見た事ないなぁ。ラーメン缶。

 もうここ数年でレトルトのラーメンも生麺が多数になりましたけど、未だにレトルトのラーメンの主流って乾燥しきってる麺のイメージがあります。揚げて乾燥しきっている麺をお湯で戻すあのイメージが。しわしわのお婆ちゃんが若返りするイメージ。

 いままで、誰か出したことがあるのかな、

 「有名中華料理店ドラゴン軒の味が缶詰でご家庭に!!そのままの味だからこそ、お値段680円!!」。

 缶の底に焼き豚が沈んでいるのかしら。
 そんなラーメン見たくない。

 非常食の缶詰ラーメン、空けたら油が固まってて二重フタ。嫌ですね。





***「缶切りがな〜〜〜〜〜〜い!」***








 ここでクエスチョンです。  明治になって、初めて日本にイギリスからカレーが入って来たとき、その作り方を紹介した本「西洋料理指南」では、カレーの具は何と書かれていたでしょうか?。

 スーパーひとし君を出そうにも、製作サイドから答えを教えてもらわなければ、浮かばないような答えです。









***「ゲロッパ」***








 です。


 後は海老、しょうが、ネギだそうです。

 蛙の肉って鳥に近い味って聞きますよね。
 とろかせば仏様でも野鳥の会でも分かんないよ。


 「今夜はチキンカレーだね、ママ!」
 「そうよ、田んぼで獲りたてのピョンピョンだったのよ、まさし!」



 明治の初期では玉ねぎもニンジン(西洋種)もジャガイモも、まだ日本に存在していなかったそうな、もしくは食料扱いされてなかったそうな。
 誰だろうね、上記の現代のカレーの三種の神器みたいな野菜を入れてみようって思いついてくれた人は。

 助かりましたよ。

 始めてくれたのはどこかの町の洋食屋さんですかね?
 「うちが始めた、元祖だ!先代が玉ねぎとニンジンとジャガイモ持って毎晩カレーの前で奮闘してた!」って言えば誰も否定出来ませんけど。


 未だに、もしくは奇をてらってキープオン蛙カレー続けている店はまだ存在するのかな。
 あるでしょうね、日本も広いもん。「食用蛙(うしがえる」って言葉もありますし。

 今となっては食用蛙の方がそこらのスーパーで買える肉より高価になってそうですけど・・・・・いや、ほんと、調べたら、やっぱり値が張りますね。


 インスタントカレーはいろんなメーカーが多種に渡って販売していますが、頭打ちな感じもここらでします。そろそろどうですかね、目立ちたかったら・・・「蛙カレー」出してみたらどうですかね。本物使ってもいいし、実はチキンでもいいけど。


 東京X(←そうゆう名の肉が実際にあります)ならぬ、明治Xとか勝手な名前を肉につけてさ。
 ピョンピョン、肉が引き締まってて案外、案外かも。


 私は結構ですが。


 結局、「スープがおいしくなりました!ほんと、マジ美味くなりました。これりゃ凄いっすよ!だんな!」なんてパッケージに印刷していくらアピールしても、やはり一番手っ取り早く目に入るのは具ですよね。

 スーパーの店頭で初めて対面する新製品のインスタントカレーやラーメンの汁自体の味なんか分かりようがありません。でも具のことならなんとなく分かります。

 「ああ、チャーシューが厚いんだ。」
 「ああ、具がゴロゴロ大きめなんだ。」
 「ああ、肉が国産牛なんだ。」
 「ああ、燻玉使ってんだ。」
 「ああ、もやしがたっぷり。」
 「ああ、ほうれん草たっぷり。」
 「ああ、ネギがたっぷり。」
 「ああ、しかも焦がしネギだ。」
 「ああ、八宝菜乗ってんじゃん」
 「ああ、カツが乗ってんじゃん」
 「ええ!?燻玉まるまる二個!?」



 売る側なら具に着目させた方が用意に惹きつけることが可能です。
 汁の美味さを売り出すにはどうしても一度口にしてもらわないといけない。その一口までの誘い水として「引き物」としてナイスな具が欲しいはずです。


 今こそ蛙です!


 蛙は嫌ですか?私も嫌です。


 ではここで、日本にはもう一つトッピングにこだわるメニューがあるのを思い出してください。(もう麺類は除きます)






 ピザがあるじゃん。




 普通、我々に行き渡っているピザは既に日本料理かのようです。もう日本人の舌に合うように作られて、日本人が作りやすいように作られている。

 そうじゃなかったら、「本格ピザ」なんてセリフ出てこない。

 日本に帰化したピザが溢れているから「本格ピザ」なんて言葉があるはずです。現に石釜なんか使っちゃってるちゃんとしたイタリア料理店のピザは味が違います。でも我々が普段口にするピザが「偽証罪ピザ」なわけでは無く、あれは「日本ピザ」なはずです。

 まあ味の話は置いといて、ピザもトッピングに拘る食べ物ですね、デリバリーなんか特にそう。乗せているものによって商品の名前もかなり違います。やれボンバーや、やれパイレーツや、間違ったギリシャ神話の神様の名前のようなものが付いてます。

 照り焼きチキンが乗ってるピザなんか日本食以外何者でもない証拠です。


 ここで、どうせトッピングに拘るなら拘る同志、合体させてしまえばいいじゃない!と思ってしまいました。悪い癖です。思ってしまいました。


 普通の15cmくらいのピザの上にご飯を乗せ、カレーをかけるんです。ここに皿代わりのごとくピザを敷いたカレーの出来上がり。
 「カレーピザ」だとカレーパウダーとかかけたピザになっちゃうんで、「ピザカレーライス」と命名しましょう。

 ラーメンの方は普通に作ったラーメンの上をピザで蓋しちゃいましょう。上向きでも下向きでもそれはあなたのas you like加減でお願いします。
 これは「ピザラーメン」・・・・、う〜ん、
「ピザーメン」と名付けよう、なんか一歩間違えたらヤバイ名前だけど(笑)


 さらにピザはピザでトッピングに拘って、カレー・ラーメンも単独で具に拘れば具の可能性は無限大に広がるはずです!




 ラーメンやカレーが
サラミと出会う日を誰が考えたでしょう!






***「食べるのに色々要りようです」***



 すいません、考えてしまいました。



 メーカーの皆様、チャレンジするなら今ですよ。先人切るなら今ですよ。話題買うなら今ですよ。失敗第一号になっても知りませんが、カロリー表記だけは控えて下さい。もしくはカロリー低めに表記した方がいいですよ。




 でも最近、巷ではカレーラーメンが広がりつつありますよね。


 ・・・もうなんでもありです。









じゃあ、また!



 
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