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***「てくてく」ならぬ「妖怪 てけてけ」***




 それからしばらくしたとある晴れた日、お家からはもの凄く離れてるけど富士の樹海からはそんなに離れていない場所に行ったのさ。
 さすがにサンシャイン60周辺とは違い、えらく自然が残っている辺りだけあって溶け込むようにこんな店があった。





***やけにオープンな屋敷***
 


 屋敷からは「妖気」というより「売る気」を強く感じる。明らかに土産売り場だ。「海の家」ならぬ「山の家」、もっと言えば「富士樹海周辺の家」。店の正面から見る限りよく知った顔もちらほら見えるね。

 もうちょっと近づいてみようか?



***おもいっきり「売店」明記***



 川越辺りに行くと、エセ日本家屋みたいなお店がゴロゴロあるけど同じような匂いがする。
 同じ屋敷でも、これは絶対「お化け屋敷」ではないな。
 「売店」と書かれる限りは「来る人拒まず」状態になっているはずだから、こちらも抵抗無く店内に足を踏み入れることにする。




  
***バイト中******死人の目***




 時代は学生運動真っ盛りというような格好をしたねずみ男と、砂を使わずとも眼力だけで小動物を黄泉に送り込めそうなお婆、という接客業には到底向いてなさそうな二人の妖怪の間を抜けて入った店内は「妖怪の小道」より少し規模が大きくなった鬼太郎関連のグッズ売り場となっていた。




  
***雰囲気はあります******小道にもあった***




 これだとただの鬼太郎グッズ売り場になってしまうところだけれども、もうちょっと演出は凝っております。



***鬼太郎ど〜ん!***



 天井付近にもファミリーのあの木綿製の妖怪が飛んでいたり、どん詰まりの壁には、



***ぬりか〜べ〜!***



 壁の前に壁が立っている。


 例のファミリー妖怪総出で土産屋を手伝っている。やっぱり妖怪が現代世界で生きていくというのも大変なんだね。


 「総出」と書いたものの、主人公の彼はどこ・・・?


 店内に他にそれらしい妖怪がいないので、また外に出てみると幼児プレイの爺さまがいた。



***よく見ると介護が必要なご格好***



 ほとんど全裸という格好で外のベンチで日向ぼっこしてた。
 これが人間の爺さまなら、複数人のおまわりさんが呼ばれていなければならないシチュエーションだっただろうに、でも幸せなことに妖怪だから大目に見てもらえる。
 ・・・まあお年寄りだからしょうがないか。婆さまは不自然な目をして立っていたけど。


 にしても若手の主人公の兄ちゃんは?と、爺さまの座ってるベンチの向かいに!

***おい!***



 若いから恋や乳くり合いに走りがちなのは分かるけどもさ、みんな働いとるがな!
 しかもこの太陽の下、せめてどこか目の届かないところでしてくんろよ。

 ちょっと、せめてその手をのけなさい!と触ろうとしたところ・・・。






***逃げた!!***



 猫が逃げた!

 さすがに猫だけあってすばやい!

 あれ?鬼太郎もいない、どこ行った、あいつ!

 と、あれ?





***ネズミも逃げた!!***



 一番に逃げそうな奴がやはり逃げおった!!




 って、鬼の太郎はどこさ行っただよ!
***手が見えるでよ***
 もしや!?




***余裕の皇族式の手の振り***



 兄ちゃん、主人公の貫禄あるよ。
 高齢化社会なんて屁でもないね。やっぱり主人公を張る人物(妖怪)はすることが違うね、仲間を働かせておいてすることが大きいよ。


 あれ? 



***本格的***



 妖怪ポストここにもあるじゃん。

 しかしこの日は例の未納通知の封書を持って来ていなかった。それに金銭的なことを妖怪に頼んでもどうにもならないよね、「ざしきわらし一丁!」とか注文出来るわけないんだし(つまりはただ単に「妖怪の小道」にもここにも来たかっただけだ)。

 今更妖怪ポストにお願い入れてもね。


 「鬼太郎さん働いて!!」

 としか書けない。






***「地獄表」の間違いじゃないよね***




 帰りは変なバス乗って帰ったよ。
 
ほじゃりこ、ほじゃりこ






   


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