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 なんのことはない、土産売り場の向かいに漫画の世界、つまり紙面やブラウン管の中でしか見たことのない例のポストがあった。




***鳥が来そう・・・***
 



 正直に物を申せば少しばかり・・・ちゃっちいかな?
 でも例のポストには変わりない!・・・でもなあ投函口からやけに光が差し込んでるんだよな。その後ろの大きな窓と同じ陽光が見えるんだよ。  はちなと思い後ろに回ってみれば・・・、






***オープン仕様***
 



 後ろが開けっ放しになってやんの。これじゃああれだよ、せっかく鬼太郎さんにどうこうしてもらおうと思って持ってきた手紙なんておちおち入れられないじゃない。
 個人情報を無碍に披露というか、捨てるようなものじゃないか。もちろん誰も投函していない。
 入れられない、せっかくだけどこれには手紙ことアレは入れられない。






***国民年金の滞納表なんて***
 



 私は国民年金を自動引き落としにしていないので、毎月の支払いを自らの意思で払わないといけない。
 そしてその支払いを渋りに渋った末、溜まりに溜まった国民年金滞納金の総金額・・・。




***約22万円***
 



 同じ溜まるにしても同じ額の貯金が貯まってくれてたのならどんなに嬉しいだろう。しかしそうじゃなくて「払え!」というものだから顔も引きつるというもの。いずれ云十年後かに帰ってくるものだとしても今のシステムじゃあ信用できない。
 言い換えれば未来の自分への投資とも取れるけど、同じ投資なら運営するか、おNEWのパソコンが今すぐ欲しい。
 子供は減る一方なのに、町中「長生きさん」だらけではこんなシステム破綻するに決まってる。
 しかも私腹を増やしたり、無駄な使い方しか知らないような子に誰が普通お金を預けるかというもの。

 しかしね、しかしなんだよね・・・。

 なんとか手作りのクッキーとかで納められないものだろうか?

 鬼太郎さん、何とかしておくれ。悪い妖怪さ倒してくんろ!・・・ものごっつい数いるけどね。


 そう言う鬼太郎さんはどこにいるんだろうと思ったあなた。一番上の写真の右下端っこになんか写ってないかね?そうだよ、猫娘の頭だよ。

 妖怪ポストの横に我らが主人公がおいでだよ。







***顔をくり抜かれてます***
 



 ええ、よく観光施設なんかにあるアレです。顔ハメ記念写真が撮れるあの立て看板ですよ。
 案の定、鬼太郎さんたちも同じ目にあってます。どうっすか?一枚?
 お子様でも無理なく顔をハメれるように低めの設定となっており、実際穴のところに顔を持って来ようと思うとかなり腰をかがまなければならない。ねずみ男ぐらいの位置がちょうどいい感じだ。

 そうか鬼太郎さんたちは、「妖怪 顔くり抜き」の毒牙にかかってしまっていたようだ。
 そりゃ「妖怪 年金無駄使い」も倒しに行けないよね。

 私の求める鬼太郎さんはいないようだ・・・。


 なんだかしょぼしょぼな気分になって来たので、せっかくここまで来たことだしサンシャインの屋上にでも行ってみることにした。妖怪の小道のある展望台から一個上に階段で上がるだけでそこは屋上展望台「スカイデッキ」。
 60階の一階上分だから地上61階に相当すると単純に思ちゃっていいのか?

 ガッシャ、ガッシャと、ちょっと賃貸アパートの外付けのような階段を上がり重めのドアを開けると、そこは妖怪「風さらい」がいるんじゃないかと思うほど風が強かった。さすがに高いところに来ると吹いてる風もかなりきつい。
 蚊が来ないからいいじゃん、鳩が来ないからいいじゃん、ベランダでBBQしても煙の心配しなくてもいいじゃん、と誰かは思うかもしれないがそんな悠長なことにはなっていなかった。吹き上げる風に「あげる」と一言声を添えて子猫を差し出せば、子猫なんてものはおちゃのこほいさっさで連れて行ってしまいそうだ。

 屋上は
「いつかどこぞの馬鹿がやるに違いない!」と飛び降り防止のために、「北と南の国境線ですか?」と言いたくなるような厳重な金網が張られていた。もちろん上部には有刺鉄線よろしく返しがついてる。しかもおまけに警備員二名ほど配置。ただ突っ立ているとは云え、ここの警備は辛いだろうね。
 もし60階建てのビルの屋上から飛び降りたら、風に吹かれてとんでもないとこまで飛ばされるだろうなあ。ユニ●ロのウインドブレイカーなんか着てたら尚更。なんなら別の区とかまで行きそうだ。山手線の走ってる電車の上とか上手に着地出来ないかな。
 飛び降りたからどうのこうのじゃなくて、キセルで捕まったりしちゃったりなんかして。


 風が強いというこはとても寒いということにも繋がる。夏場とは云え季節の線を越えてしまったかのように肌に吹きつける風は冷たい。時間的にも夕方になっているため余計に肌寒いのかもしれない。

 とても高い位置から見る東京の街並み、妖怪なんか住む場所なんてこりゃ無いよな。人々が自分の場所を探すのだけでもせいいっぱいだもの。
 妖怪もマンション暮らししないといけない時代なのかな。







***鳥になった子猫***
 



 紀香先生に電話しないとな。  









Page5こと、後日談。






   


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