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***行きはよいよい***
最近、寝付きが悪くて困っている。
寝ようと横になるのだが中々寝付けなかったり、意識は無くなるのだが直ぐに目が覚めたりと、俗に言う安眠が得られない。
それに眠りが浅いせいでよく夢を見る。またその夢があまりいい内容では無い。
こないだ見たのは、なぜか、だるま弁当を作っている製造業者となり、ずーーーーーーーーとだるま弁当の容器におかずと白飯を詰め続けていた。なぜ夢の中でそんな苦行とも言える作業をしなけれならないのか?
しまいには幽体離脱する夢を見た。眠った部屋と同じ場所で夢の中で目が覚め、暗い部屋のなかで起き上がり、透き通って物が掴めない手で電気のスイッチを押してみたり、電気の紐を引っ張ってみたりと電気の付かない状況にヤキモキしたりする夢を見た。
まあ、とにかく安眠から遠ざかった生活をしている。
なぜだ?
これは?
あれだ?
妖怪のしわざだ!!
そうね、妖怪の仕業に違いない。
妖怪「安眠妨害」かなにかのせいに違いない。
はたまた「テンピュール転がし」「波打つベッド小僧」「寝ずの番」「悪夢運び」「夢見がち」「部屋の隅っこに立つ女」などかもしれない。
そんな妖怪の悪さを受けているときにどうしたらいいんだろう。ネット検索などを使わずにありったけの知識を使うと、電話相談室や医者などに通わずに、妖怪ポストに手紙を入れて鬼太郎さんが来るのを待っていたらいいんだ!
・・・ん?私は大丈夫ですよ?
ではその妖怪ポストはどこにあるんだろう・・・・・・・・・・・・?
なんと、池袋のサンシャイン60にあるらしい。
妖怪ポストのあるべき場所としてはイメージにそぐわないけど、変に深い深い山中の樹海や、ましてやアシアナ航空乗り継いで行く国外なんかだと逆に困るんで、電車一本で行けるならありがたいと思わなきゃ。
というわけで妖怪ポストに手紙を投函しにサンシャインに行ってみました。なんなら鬼太郎さんがそこにいるらしい。それはそれで手っ取り早い。
ぶっちゃけて言うと、夏休み期間限定でサンシャインの60階こと展望台にて「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪の小道」という名の水木しげる先生の催しが行われているので行っただけ。
今までサンシャインの階下部分のサンシャインシティに買い物などにはよく来ていたのだが、このビルの最上階の60階になど足を踏み入れたことが無い。このビルが高いことは知っていたが、当方の視線が高いところに目が向いてなかった。ビル風の強さに負けないのに一生懸命でその高さに惹かれていなかったのだ。ごめんごめん、忘れてたよ、君が背が高いことを、元・巣鴨プリズン君。
で展望室とやらには行くにはどうしたらいいんだ?行くには階下から直通のエレベーターがあるらしいのだが、入場料がいるらしい。どこも高い場所に構えた展望室とやらは入場料が要るように世の中なっている。東京タワーがいい例だ。
聞けば620円という・・・・・・。うーん、ちと高いかな?
というわけで金券ショップで300円で展望台の入場券を買って来た。
正直者が馬鹿を見る世界となっているらしい。尚、以前発見した最安値は250円だった。本当に正規の料金払うのが馬鹿らしくなって来る。
というか既に何かしら妖怪の仕業が絡んでいる気もする。
妖怪「正直者だまし」とかなんとかの匂いがする。実際問題、現実にその妖怪は人間の顔してたくさん存在しているから気を付けた方が良い。甘い言葉など無償で言ってくれる人間などいないのだ。
みんな見返りか自分の利益を一に考えるものだ。私は今までどんな目にあって来たのだ?
まあそれはいいとして、これで展望台まで上がっても「何しに来たん?」とは言われない。
この券で展望台のどこも行き放題なのだ。もちろん、催し会場に設された妖怪の小道も入り放題。60階に行けばこちらのもんなのだ。
直通のエレベーター乗り場にはエレベーターガール(乗ってきはしない)が在中しており、やれ乗れや、やれ待てや、やれ降りろやと、乗り降りの指示をくれるようになっている。
ちなみにこのエレベーターは速いことで有名だ。
1978年当時には世界最速と日本のエレベーター技術を世界に知らしめた箱だ。高さ240メートルの地上60階を、分速600メートル、わずか35秒で駆け上がる。そりゃプロジェクトXでも番組を組まれるはずだ。耳が詰まること請け合いだ。
関係ない話だが、帰りのエレベーターにて若造と一緒になったのだが、エレベーター内で表示される速度を見て「時速600キロ!?」と間違った認識を素直に驚きの声に出していた・・・。
時速600キロ出てたら立てないって。
新幹線のぞみの最高速度より早いって、そんなスピードで240メートル上で止まろうとしたらサンシャイン60の天井突き破るって。っていうか240メートル内で時速600キロ出そうと思ったらスタートダッシュの時点でGが凄いって、ロケットに近いじゃん。
それともう一つ変わった点があり、エレベーターに乗り込むと箱内の照明は青暗く落ち、蛍光の星々が光るようになっている。プラネタリウムエレベーターとでも言おうか。
まあ35秒間の話だけど。
***右上に600の数字が***
綺麗だと思う間もなく、急激なGが体に来たかと思えば直ぐ解放され60階へ到着。
エレベーターのドアが開き、エレベーターガールがお出迎え。乗って来た地下一階のところにいたエレベーターガールが分速600mを超えて先に60階に居たらビックリだったろうけど、そんなこともなく別人だった。
展望台のゲートを先ほど金券ショップで購入した入場券でくぐると・・・窓・窓・窓、
いや、それにしても絶景かな。
***カツラが飛んだら諦めるしかありません***
さすが60階建ての60階目の場所、これはなかなかの景色。
目の前で指を拡げたら、私の短い親指だけでも数十世帯もの家々が隠れる隠れる。
高いところに来ると人はなんだか天上人の気分になって来るもんだ。
「そうだな・・・、あの一帯の民家を排除して、道路だ!!あそこも立ち退かせて道路だ!!うざい!水平線まで真っ直ぐ一本道を造ってしまえ!!」
なんだか悪い国土交通省の幹部になったような気分だ。
「ここから新品のポテトチップスの袋を開けてばら撒いたら、どれくらいの人の頭にチップスが乗るんだろう」 と至らぬ悪さも浮かぶ。
しかしながらそんな悪さも吹き飛ばすようにピッチリ窓はハメ殺し。鳩や旅の途中のツバメの集団が入って来ることは残念ながら無い。
まあ景色は二の次だ。鬼太郎さんに会いに来たのだった。しかしこの景色「童心に返る度」「うっとり度」「えっへんって気分になっちゃう度」が高いな。
窓からの陽光を全身に受けぐるっと通路沿いに歩くと似顔絵コーナーがあった。横浜ランドマークタワーといい、こういった方々は何処にでも当たり前かのように存在する。私は「似顔絵書かれて嬉しい派」では無いのでちょっと描かれる気持ちが分からない。やはり描いてもらうと帰ってから家のどこかに飾るのだろうね。 「似てるねぇ、似てないかな?いや目元なんかそっくりかな?雌豹のような君のセクシーさもよく表れているよ。似顔絵描きさんがいるなら、もっと派手な服着て来れば良かったね。」なんて。
そして場を埋めるかのごとく一歩時代遅れのゲーム機の群れ。なぜだ、どうして高いところには無駄にゲームセンターもどきの様なゾーンがあるのだ。当然ながら無視。ここでなくていいから。
お土産売り場も当然存在するわけで、まあなんというか一応名所だからなんだろうか?東京のナイススポットを集めたポストカードや東京早分かりのような地図。「幸運を呼び集めますよ!多分」関係のグッズ、陶器の招き猫の集団もずらっとあった。
果てはサンシャイン60のオリジナルキャラクターらしきものの関連グッズ。体をひん曲げてポーズを取ってる時点でビルとしてはダメな奴なんだけど、そいつのマグカップとか。誰か好んでW買う人もいるんだろうね。
やっぱ観光名所の土産売り場って独特だよね。バイトの店員も売る気なさそうだし。
で、その中で見つけたのが「おっぱいボール」
小さな箱におっぱいを模ったようなものがぎゅうぎゅうに詰められている。
おっぱいの詰め合わせから一つ我手にとってみるが、この感触が凄い。というか存在自体ここで初めて知ったのだが、この感触は一言で言うなら「触ってて気持ちいい」。
しかし、これがおっぱいかと問われると・・・やはりこの感触はおっぱいでは無い。ソムリエが口の中でワインを転がし鼻と舌で味や深みや香りを愉しむかの如く、全神経を手に集中して揉んで手で転がしてて柔らかいし適度な弾力はあれど乳で無し。否だ!
揉メド揉メド我ガ手楽ニナラズ。
当方なりに長年携わり研究と敬意を払って来たおっぱいとは違うものが我が手の中で「ぷにぷに」言っている。しかしながら製作サイドはこの商品にGOサインを出すまでにどれほどまでの試練と挫折を味わって来たのだろう。絶対、製作サイドは幾人もの生乳を揉んで来たに違いない。そしてこれが彼らなりの答えなのだ・・・・・・乳首まで作ちゃってさ。 熱意と商品化の勇気は買うよ。
はっ!!目玉のおやじじゃないよね!?
***「乳頭色じゃ」「お風呂の入り過ぎですよ、父さん」***
早速、親父様の詰め合わせと接触してしまったのかと思ったが、どうやらこれは只のおっぱいのレプリカらしい。話のネタに1乳ほど買って帰ろうかと思ったけど、恥ずかし過ぎるし、なんだか重い十字架を背負うようで止めた。
おっぱいが睨んでいる・・・。
しかも材質がやはりゴムボールのせいか、手がゴム臭くなった。 揉み過ぎたせいもあるかもしれないが、ゴム臭いおっぱいだなんてこの世にあっちゃあいけない。やはりこれは否だ!!90%の脂肪組織と10%の乳腺組織で成り立ってないおっぱいなんて否だ!只の柔らか目のゴムじゃん、これ。否じゃなかったら、どう使おうというわけでもないんだけどね。あっ、湯煎で温めたらどうだろう?何が?・・・・・・でも、溶けたら嫌だな。
サンシャイン60から、ばら撒けたらどんなに楽しいだろう。
Page2こと、妖怪の小道へ。
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