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***♪鮮やかなダーイビング Feel go good♪***






 それは誰にも止められない事故だった。

 散々たる事故現場は目も当てられない程悲惨なものだった。現場はパニックに陥った。
 いったい何が起きたんだ!なぜ、さっきまでテーブルの上にいた未フトッチョバーガーが、テーブルの下にひかれたラグの上に、あべこべ直下型ダイブをかましているのだ!?
 これで下が土だったならば、カカシのごとく未完成フトッチョバーガーは箸を基点に突き刺さっていたに違いない。
 ハンバーガーのカカシなんて見たことあるであろうか?
 そんなもの畑の真ん中に立っていたらカカシ本来の存在意義を離れ、スズメは来るわ、カラスは来るわ、トンビは来るわ、なんならイタチまで来ちゃうわ、自治会の集会所のようになってしまう。
 それは置いといて、
 ハンバーガーの被害は!?ケガ人は?生存者はいるのか?
 悲惨すぎる・・・。


 どうやら、コロッケから上の皆さんは体力的に不安定だった野菜コロッケからバランスを崩し、斜めに倒れ、そのままなすがままに頭から一番下のパンズごと下に落ちたのだ。コロッケは足場としては不向きだったのだ。そして箸を挿していたため無理心中を引き起こしてしまった。
 そうだ、あのコロッケはあんなに柔らかかったじゃないか、時間が経過した揚げ物ほど情けない柔らかさを持ち、箸で食べやすいものはない。たっぷりのソースが似合うけども。
 揚げたてのコロッケならば強度に問題は無かったはずである。食すれば衣はカリカリと顎裏をくすぐり、噛めば中からホクホクと熱々の旨みを出すのだが、いかんせんこのコロッケときたら・・・うんとにもう・・・。
 そんなに自分のパンズを盗られたのが悔しかったのか!?
 こんな復讐劇が待っていたなんて・・・。


 復旧作業だ、復旧作業だ・・・。






 どうしよう・・・・・・、悲惨過ぎる・・・・・・









 そうだ!









 頭をリセットしよう。








 さあ、さあ、さあ。

 何も無かった。




 ・・・・・とは行きません。ええ、結局突き刺さった肉のかたまりを、突き刺さったまま持ち上げまして皿に乗せました。
 一瞬
「あれ、バーベーキューしてるんだっけ?」と思い込みの激しい正確が災いして勘違いしそうになったけど、ハンバーガー作ってるらしい。


***キャンプ場じゃん***




 このまま何も無かったようにGOING ONするのかって?いいじゃない。外の地面に落ちたわけでは無いんだから綺麗なはず。多少の埃・チリなんて、page1で書いた通り小さなことを気にしてると、おしいく食べれませんよ。

 今更、こいつら全部捨てたらバチ当たるよ。もったいないおばけが出るよ。夜毎枕元でぐるぐる回られることになるよ。朝起きたら枕元に知らない女の長い毛が落ちてるよ。お札全部剥がされているよ。
 食べようよ、傷付いたメンツ共々20cm越え目指そうよ。天空の城に到着しようよ。


 ということで、事故を未然防ぐことが出来なかった要因の一つ、焼き物・・・。
 世にはびこるファーストフード店たちと差別化を図るために、ここで日本の味を投入したいと思う。







***厚焼きフォースハンバーグ野菜コロッケバーガーフルト***



 先ほどのソーセージの上に厚焼き玉子を乗せてみました。
 ・レタス
 ・厚焼き玉子
 ・ピクルス
 を乗せてみた。

 やっぱり顔を作ってみるのが、隠し切れない造型人形師の血(そんなものは無い)。

 しばらく見ないうちに大きくなったねぇ、背丈はすっかりコックさんロボを超えてしまった。何か背が伸びる薬でも飲んだのか?

 想像は容易に付くと思うけど、ソーセージの上は不安定だ。分かるか若人?
 転がした丸太の上に家を建てる人がどこにいる?横からの力を入れられると物理的に転がるのは子供でも分かる。
 その上に厚焼き玉子だ、表面面積は狭くなる一方だ。不安定だ、どうしてワザワザ不安定な方向に進んでいるんだろう。まるで注射を刺される直前の自分の腕を見つめているかのような心境だ。痛そう、怖い、痛いのが来る!

 下半身がきゅ〜〜〜〜〜となる。








 あっ☆








*** 雪崩れた!!***




 分かりきっていたことだ、1+1=2のように見えていた展開だった。
 まだ大丈夫だ、机の上で崩れただけのことだ。

 なんだか賽の河原にいるような気分だ、
 「一つ積んでは〜母のため〜、二つ積んでは父のため〜」と成仏出来てない子供の魂が、賽の河原で石を積んでいけば、鬼が金棒で積んだ石の山を崩して行く。ああ〜。
 積んでも積んでも鬼が来る。
 積んでも積んでも鬼が来る。
 積んでも積んでも鬼が来る。
 積んでも積んでも鬼が来る。
 右を向いても鬼。
 左を向いても鬼。
 遥か遠くには橋田壽賀子もいる。
 鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼鬼ニンニキニキニキ!

 ここで同じことを繰り返していては成仏出来る日は来ない!
 鬼の居ぬ間に積んでしまうことも可能かもしれないが、鬼は常備待機しているようだ。
 では対策を!!









 私ね、分かりましたよ。皆さん、マックのビックマックを思い出してもらいたい。別に他のハンバーガーが思い浮かんだ方は知りません。あれって、確かに分厚いんだけど、間にパンズがもう一枚挟まっているんだよね。
 パンズ(底)+ ハンバーグ + パンズ(中)+ ハンバーグ + パンズ(蓋)ってことになってる。

 決して、おかずだけで厚みを作っているわけじゃない、真ん中に硬い安定力が一枚あるんだ。じゃないとふらふらだよ。
 で、わがフトッチョバーガーですが・・・・・ねぇ、おかずのみだけで構成されて来ている。

 そういえば、我が宿敵(いつの間にか)はどうだ?えーっと・・・・
フトッチョは?



 ・・・・・・なんか、間にパン見受けられないんですけど・・・・。



 分厚いコロッケなどで下部の安定感を作り、上半身は丸まったレタスで高さを稼いである。これはこれで倒れないかもしれない。もちろん棒も突き刺さってるし。

 今更分厚いコロッケを仕入れる気力も無い。こんな大きいレタスで高さを稼ぐ気も無い。

 しかしだ、だがしかしだ!Page1で書いたように我が手元には余分なパンズは無い。そもそも、今使っているパンズを見付けるだけでも大変だったのに、モアパンズ?

 どうすればいいのか?

 ここで屈しなければいけないのか?

 断念か!?

 ただの「ハンバーグ大食い大会 雨天時モノポリー(東海道五十三次盤)ミーティング」に移行か!?





 しかしね、無い無い言ってても知恵が無い。



 ならば別の物で代行すればいいじゃない・・・・・・・・。










Page4こと、創意と工夫の工作現場へ。






   


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