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タイトル
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***お変路さん***




 ●3:42分 まだ新宿御苑内

 まあいい、トラウマなんてものは克服するためにある教材のようなものだ。
 解けない算数ドリルが無いように、解けないトラウマも無いはず、残りのロングウェイおらこれ飲んで行くだ。

 一応この双子山のような造りのトイレ内もチェキラしてみる。やけに明かりを取り入れるような造りになっており、トイレなのに私の体の半分ぐらいの大きさの窓があり、こんなにおっぴろげなトイレって少し気負いする。トイレに大きな窓は似合わない。せめて擦りガラスにしておくれ。
 さすがに個室にまで窓が無かったのが救いか。


        ***そんなに光を入れたいか?******こんな大きな窓なら出口にしてまえ***


 言っておくが、もう出るものは一滴も無い。

 ではと・・・。


***次のルートです***


 池の周囲を回り回って、先程見えていた竜宮城のような旧御凉亭の建物の裏側に行けるようになっているので一応そちらに向かってみる。
 休憩というのは偉大なもので、さっきの小休憩で少しばかり足取りが軽くなった。出来るもんなら小京都旅行の方が良かったが、そんなわがまま言ってる場合じゃない。なんてたって四時半閉園だもの、そんなに時間がない。
 しかしチョコってなかなか効くものだね、栄養価も高そうだし、おかげで「俺はマシーン、歩くマシーンだ!とりあえず進路妨害しているあの松の木にキャノン砲を!!」なんて自己暗示かけなくても済んだ。

 池の周りを沿うように歩き、上の地図で言えば右へハンドルをぐるっとな。
 しかしここで地図にも載っていないトイレットを発見する。なんだこれは隠しトイレか?にしても・・・。


***お屋敷ですか?***


 ご立派過ぎですよ。もう絶対、誰か名のある俳人とか住んでるんでしょ?ちゃんとした窓とか付いてるし、瓦屋根もトイレには必要ないじゃない?この奥に茶室とか隠されてて泡立った液体(小便では無い)をしゃかしゃかと掻き混ぜてたりしてるんじゃないの?これは大いなる使命感の下に調べなければ!


         ***ウッディポコ******なぜにトイレに障子!?***



         ***自動水洗の便器横には******緊急呼出ボタン***



 そしてその反対側の横には!!








***ベンチ!!***


 小水用便器の横にベンチ!
 ベンキの横にベンチ!
 これは新しいよ。ピノキオと同じ素材で出来た綺麗めな平屋のただのトイレかと思ったら、結構設備は緊急呼出ボタン(テープで使用不可)といい最先端なものが各所組み込まれていた。人に優しいトイレを目指しているのか?
 そして便器の横にベンチという観点も新し過ぎる。

 しかしだよ、これってば用を足している人の真横に座った場合に、下手したら目線は他人の股間をロックオンしかねない。
 見ようとしなくてもそちらを向いてしまう側も、用を足してる真っ最中の側もやり切れない恥ずかしさで頬が染まる。それにね、このトイレってかなり狭くて小水用の便器ってこれ一つしかないの。だから二人入った場合に片方が使ったら、もう一人は「待て!」ということになる。ああいろいろと居た堪れない濁った空気が狭いトイレ内を包む。
 まあ別にこのベンチで待たなくてもいいけどね。

 用を足してる横で、子供数人にベンチに座られて勝手に品評会されたらどうしよう?
 「出が悪いなあ、兄ちゃん。もっと虹のように弧を描いて出ないとね。腎臓悪いんじゃない?」
 「兄ちゃん、それポークビッツか?」
 「幼虫だろ。」
 「蜂の子だろ。

 そんなことを言われた日には、今後一切小便は紙コップを丸ごとかぶせて用を足す。
 透明なプラスチックのは駄目だぜ、紙だぜ、紙。


 いかん、いかん、トイレで時間を取り過ぎた。
 にしてもずっと回って見てるけども、この新宿御苑のトイレたちってみんな個性的な仕上がりとなっているようだ。なぜ故にここまでこだわっているのか、そしてそんなトイレを見つめる馬鹿が地図を片手にスタンディングヒアー。
 どれぐらい駄目ってこの後回った旧御凉亭の写真を一枚も撮ってないんだもの。トイレばっかり一生懸命で名所と思われる建物を一枚も取らず仕舞、まあ今回の企画に沿って考えれば間違いではないんだけど、あまりに自分ってのが・・・。


 旧御凉亭から引き返すように中の池と称される池沿いに、御苑の地図で言えばカツラの木が並ぶ通りを歩いて行く。左手には中の池、右手には芝生広場という、ぶっちゃけてしまえばその名の通り芝生が広がっている。もうこの公園自体が広場じゃないのか?本当に広すぎるぞ、もしかしたら今日ここに泊まる羽目になるんじゃないのか?あの小水用トイレの横のベンチに寝ることになるなんて嫌だよ。


 閉園時間が迫っている焦りを感じつつ汗をぬぐっていると、とある建物が我が眼に映り込んで来た。千駄ヶ谷休憩所が!

 先ほど休憩所に立ち寄ったばかりなので、あまり「もう駄目、座らせて、おらの足は二足歩行に向いてなさげなの!」という感じは全然ない。まあもうなぞる程度に見て行こうか。


***頑丈そう***


 強靭なラグビー部員三十人が焼肉食べ放題に向かうような意欲で向かって押しても倒れそうにもない頑丈そうな造りの休憩所。写真で見て取れるベンチの奥がこれまたトイレットになっている。
 別にそこは特に書き出すこともなかったのだが、この休憩所自体には目では分からない仕掛けがしてあったようだ。


***基地みたい***


 ソーラーシステムを始め、雨水の有効利用、トイレ内にも風が通るようにもなっているらしい。自然にこれだけ包まれているだけあって、自然の有効利用アンサンブル休憩所といったところだろうか。そうか、トイレ内に風がスースー通るのか・・・、尻をなでる風ね・・・、ちょっと嫌かな。



***下に下って行きます***


 千駄ヶ谷休憩所をもっと奥に行くと千駄ヶ谷門があり、その周辺にも何かありそうなのだが、もうその門から自分が逃げ出してしまいそうなので門には近づかないようにする。

 なので地図で言えば下の方に池を渡って下って行こう、新宿門から入ったのなら新宿門から出たいのが歩こうの会会員の心情。ここで御苑に溢れる木々の映像をどうぞ。


         ***横に流れすぎ******ばんざーい***



            ***象さん******池は蓮でいっぱい***



 ちゃんと手入れされてるとはいえ、自然のその力の前では人間ってのは非力だなと思わせてくれる生い茂り方。この子達から大いなる恩恵を受けながらも、私たちは二酸化炭素を吐くぐらいしかギブアンドテイクが出来ていない。お前たちのこと嫌いじゃないんだぜ、しっかり根を張っておいておくれ。
 そうこうしている内に中の池の橋の上を通りレストハウスまで辿り着く。橋の上では各々写真を撮っておられる人がちらほら、橋の上って写真を撮りたいスポットの一つだよね。なぜだか大小関わらず橋の上ではシャッターを押しがち。しかも橋の弧の描き方が一番盛っているところでポーズなんかとっちゃったりなんかしてさ、やはり一応一番高いところで撮りたいものなんだろうか?
 ああ自然って不思議、人間も負けずに不思議。

 さてレストハウスだけど日本語訳すれば休憩所でしょ。今まで休憩所って二箇所ほど回ったけど、ここで急にカタカナ表記。


***二階建て?***



            ***どこかに猫が******どこかに猫が****



 知らぬ内に誰かよそ様の敷地内に入り込んでしまったかのような別荘ぶり、どこかに「石原」とか書いてあるんじゃないのか?小粋なプッシーキャットの誘惑を尻目に動物に餌を上げないで下さいといった貼り紙をしっかり目に焼き付ける。
 建物横のそこそこの丘を登っていると、どうやら私が辿り着いたのはこのレストハウスはちょうど裏側に当たるようで、だからなんだか入りづらいなあといった造りになっていたようだ。ちょうど丘の傾斜に建てられている形になっているので、丘を登り切ってしまえば二階立て仕様は隠れてしまい、正面から平屋のレストランと売店があるだけのように見える。もちろん隣にトイレもある。


***特筆すべしことなし***


 売店で何か腹に溜まるものを買いたい衝動に駆られるが、ここは自分ルールで「いけませぬ、いけませぬ!」とストップがかかる。しょうがないのでベンチに座って目の前のイギリス風景式庭園とやらを眺める。


***イギリス?***


 どこまでも続く吸い込まれそうな緑色を見つめ続けても、どこら辺がイギリスなのかちっとも分からない。サンドイッチでも合いそうという点ではその名に何の意義もない。久しぶりに目の前に障害物がない景色を眺めると、心地良い爽快感もあることにはあるけど、有無言えぬ不安にかられてしまうのはなぜだろう。嫌な大人になってしまったな。こんなことでは、いくらおっぱい揉み放題でも牧場経営は出来そうにもない。

 周りに目をやればベンチにはカップルや、ご老人夫婦、散歩の集いみたいな人たちが座っている。そしてこのレストハウスの横にトイレがあるのに、反対側のすぐご近所にまたトイレが設置してあった。もう多すぎだろ。


***これもイギリス?***


 本当にここのトイレのデザインって統一感がないよね。もうここのトイレの写真を集めてトレーディングカードが作れそうなくらい見た目の種類が豊富。
 ほとんど、トイレの隣にまたトイレ状態のこの狼がありったけの息を吹きかけても倒れそうもない石の家みたいなトイレット。これまた中は特筆すべきこともないけど、見た目にはかわいらしい。

 そしてレストハウスの方にまた戻り、道沿いに歩くよりも先ほどのイギリス風景式庭園を突っ切りたい気分に駆られたのでそこを歩くことにする。
 ここで己の小心者のちっちゃな胸が軽くビクつく。普段から地震が来たら共倒れみたいなゴミゴミしたところに住んでいるせいか、ただっ広い草原へ踏み込むのに何か抵抗がある。ともかく病んだ現代人ぶりをリハビリするつもりでズカズカ横切って行く。

 地図を見てもらえば分かるけど、斜めに真っ直ぐ歩けば、そのままもう一つのトイレがあるのだ。道沿いに行くよりも幾分ショートカットになる。それと正直に言ってしまえば道沿いにどでんと広がるフランス式整形庭園に触れたくなかったのだ。
 別にフランス人がいつも片手にクロワッサンとカフェオレを持っていて(嘘)怖いとかじゃなくて、その庭園横を通れば自然と庭園をチェックしなければならなくなるだろう。しかし地図で見る限り、今の体力と残り時間で挑むにはなかなかの広さ。庭園の方に歩の先を向けてしまえば、それはワンウェイ歩行を表し二度と帰って来ることはないだろう。もう見なかったことにする。きっとオスカルとかが口にくわえるバラが咲きみだれてるに違いない。

 にしても道を挟んでイギリスとフランス、さしずめそこの歩道はドーバー海峡といった感じだろうか?もっと個性的な国の造形庭園を希望。

 イギリス式の庭園を頼りない足取りで横切る。そして出会ったのはやけに角ばって硬そうなトイレット。


***病院?***


 見た目がこんな造りの病院知ってるぞ。トイレと見せかけて実は耳鼻科とかじゃないのか?入ってみると別に中は普通のトイレだったが、何か漂ってそうな廃墟感。周りのうっそうとした木々の生い茂りぶりがいいアクセントとなって、ホップ・ステップ・ジャンプとじめじめ感をアップ。
 高速道路からたまに見える田舎のラブホテルのようなやるせないどんより感。子供なら泣くぞ。
 裏には玉藻池という大き目の池も接しており湿気もたっぷり添えてあります。虫たちが集まるならここのトイレだろ。病院でもあり、田舎のラブホテルでもあり、虫の溜まり場とも化しそうだ。


***こう行きます***


 その池の周りに沿った細い道を木々を抜けて歩いていくと、大木戸休憩所という本日四箇所目の休憩所とご対面した。そして隣接するのは、この御苑に入って記念すべきキリ番10箇所目のトイレ。にしてもトイレ本当に多いな。「トイレ八十八箇所巡り」というありがたい言葉が浮かぶ、お遍路さんならぬ、お変路さんだ。


***開放感***


 先ほどのトイレとうって変わって、池を正面にリトル日本庭園造りになっており休憩所も吹き抜けになっていた。各々午後のゆるやかな時間と楽しむ人たちが池を眺めながらリラックスしていた。今日だけその広い池はあなたたちのものだ。
 休憩所にはカップヌードルの自販機もあり、思わず小銭を入れたくなる。自分の心にロッキングドアするまでもなく、自分がどうゆう状況かよく分かる。いくらチョコ食えど腹に溜まらず腹ペコ状態なのだ。・・・しかしやはり我慢の子。
 止まって池を眺めていると、やり場のない空腹と苛立ちがもっこりもこもこと、池で餌に群がる鯉のように湧いて来るので早々に立ち去ることにする。チョコ一粒食べてからね。


 このまま下っていくと大木戸門から外に出てしまう。外に抜け出したい気持ちはたっぷりあるんだが、岩よりも重い自分ルールと責任感から、そこんとこの気持ちは抑えておく。
 また大き目の歩道に戻り温室の前を通り過ぎる。


         ***「温室」と書かれてる******改めて水補給***


 今こんな状態で温室なんかに入ったら、鮎の身から骨を抜くようにスッと魂が抜けてしまいそうだ。たかがちょっぴり大きめの庭園を一周しただけなのに、私の足ったら軽く登山帰り。というかまだまだ登山途中なんだろうけどね。ああ、汗ってこんなに出るんだ?恐るべきG・E・R・M・A・N。

 人体の不思議を己の身で感じつつ、ほどよく歩くと一週間後に廃校になりそうな木造の軽く洋風テイストの入った建物を見付ける。地図を見れば管理事務所とのこと。そしてその横の草の生い茂る横道に目をやると・・・。





***・・・***


 とある兄弟の書いた物語に出てきそうな小屋。チルチルミチルは青い鳥、ヘンゼルとグレーテルよ、間違ってもあの小屋はお菓子の家でもなければ、君たちの帰るべく懐かしの家でもない。ただの公衆便所だから。
 草の生い茂り方が尋常じゃないし、これまた枯れ木たちがナイスアイテムとして演出をアップしている。
 魔女でもこの先に住んでいそうな獣道を歩きトイレへと。中には「よく来たねぇ〜、若い肌がおいしそうだ。あらあらヨダレが出てたよ、今晩は泊まっていくんだろ?ささ、中へ。」といった、明らかにアウト・オブ・日常から掛け離れたお婆様がいるわけもなく普通のそれ。
 「婆特製!何の肉?当てゲーム!」が開催されることもなく、特筆すべしこともなし。


 夜に一人で行けと言われたらかなり躊躇すること請け合い。
 「プライドより、怖いものは怖い!」と言い切れる人になりたい。
 








Page7こと、新宿御苑を出てからも長い!






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