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タイトル
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***ホームに上がり切れない混雑ぶり***




 まだまだ東京の皆さんの記憶にも新しい数ヶ月前の地震。
 と言ったところで、最近やけに地震が多いので「どの地震?」と、前まで日常会話では出るはずもなかったセリフも既に英会話の教材に載っていてもおかしくない。
 私の言っているのは、13年ぶりに都内で震度5強の地震が観測され、そちらもこちらもどちらさんもの鉄道会社の電車全てが数時間止まってしまったあの地震。なんならエレベーターに閉じ込められた人も多数出たあの地震です。


 運の悪いことに私はあの日夕方過ぎに新宿に行く予定があったのだ。地震直後に家を出て、それから池袋の駅のホームでいくら待てど、いつもは「来過ぎだろ。」と思うほど、インスタントラーメンが出来る間もなくホームに流れ込むはずの山手線が全然来ない。

 ホームはキオスクで宝くじでも売り出したのか、しかも「ここで一億円出ました!」と店頭に書かれている売り場なのかというぐらいゴッタ煮。ホームの幅のキャパシティーをとことんフルに使って人で溢れ返っている。不快度数120%かける2でも足りないくらいプラスイオンが目に見えるくらい漂っていた。明らかにいつもの景色じゃない。
 度重なるアナウンスからも、駅員さん自体が「泣きたいのはこっち!」というのが伝わってくる。おまけに言えば「やり玉にしないで!」とも。しかし待てど暮らせど来ないものは来ない。
 ホームは電車に乗る場所から、みんなで嫌々ながら押し合い圧し合いする場所へとなっていた。

 しばらく待つと埼京線がどうやら頑張って来るらしいという情報がホームで流れた。やっぱりこうゆう時って先に情報を掴まないと駄目だね。情報=命とまでは言わないけど、本当に情報って大事だわと痛感した。山手線は相変わらず安全点検の名の下に動けず仕舞だった。

 やっとこさ来た押し鮨状態の埼京線の隙間に乗り込んだ。一度乗ったものの「やっぱり降ります!」と言って、ハミガキのチューブ如く絞られるように降りた老夫婦が印象的だった。確かに老いた骨密度の低い体にその鮨詰め合戦はキツかったかもしれない。電車に乗り込んだだけで負傷するってなんなんだ。
 「私は棒、棒切れ。元から動けるはずもないの!」と自己暗示でもかけないとやり切れない、圧縮率120%かける2よりもさらにもう圧縮の乗車率を耐え抜いて新宿へと。そして降りればそこは戦場であった。

 人の壁の中から抜けても待ち受けていたのはまたもや人の壁。ホームに降りれど、ホームから出られないのだ。普通なら階段なりエスカレーターなりを使って上に上がらないとならないのだが、階段までが動かない行列、「並んで、並んで、言われなくても並んでます。」、この目で見る生・牛歩戦術、一番先頭で寝てるのは誰?何故ゆえに歩が進まぬといった状態で、上に上がるまでに10分以上かかった。よく線路上に人が落ちなかったものだというほどホームは足場も無かった。


***"リュックなんざ背負うな***

 それから新宿駅構内も、これまた何処かの小都市の市民全員みんなを理由も告げずに連れて来ましたといった感じの険悪なゴッタ煮。普段からマイナスイオンなんて少な目な新宿駅だが、徹底的に「癒し」は排除され、もっと言えば空気すら薄くなっていた。
 駅構内で祭りでもやってるんじゃないかと思うほど人&人で前に進めない。人の押しに弱いグラスハートな性格は損をしがちだと思うけど、ここは本当に損振りを発揮するならこの時しかあるまいといったほど、我が我がと人を押さねば前に行けない状態。押さねば自分の意思とは別の方角に押されてしまうのだ。恐ろしいことに気が付けば中央線のホームということも可能性もあった。

 そりゃあ自然とブリーフも蒸れるというもの。

 フェスタ以上の人の流れの大きな波を見たのはこの日が初めてだった。困惑、混迷、混沌、こんちくしょうと嫌な「こん」のフォーカードがみんなの中に揃い切っていて一発即発状態。険悪なサバトで流れる人の波は引くことを知らずに常に押してくるわ、押してくるわと痛みさえ伴った。

 いつも知ってる改札口は人の波で隠されており、なんとか改札口辺りに来てみたら、これまた初めてなのだが、SUICAで入ったはずなのにSUICAを使わずに外に出れた。正確に言うと押し出された。自動改札機が開きっぱなしだった気がする。
 あのCMのSUICAのペンギンがいたら絶対踏み潰されて干物状態にされてるはず。

 我のSUICAはどうなるんじゃと思って、駅員がいる辺りに目を向ければ、人々が最大パワー全快の剣幕で「我が我が!」で駅員に食いかかっているのが遠くに見える。「ああ、あの駅員は胴の楯でも持たないと殺されるな。」と思ったところでいろいろ諦めた。

 そうそこは世紀末だったのだ。


 新宿行くまでがこの状態、帰りもこれまたスーパー大変だったんだがそこはもう割愛。そんな話をあまり聞いても楽しくないでしょ。


 震度的には5程度の地震で都心ってば悲惨なありさま。「助け合い?どこで売ってるの?」と言った感じで、「ドスコイ、ドスコイ、来月場所で花開かせるっす!」と普段の慎ましい日本人なら出来るだけ隠したい我が我がの人間の嫌な部分がみんな露呈しまくってた。


***"友達の輪"してる場合じゃない***

 しかし今回の地震で思ったんだけど、電車が止まった際にどうやってスイートホームに帰る?「タクシー。」と言った人はもうブラウザーを閉じて下さい。
 「俺、この先にきんと雲停めてんだ。俺のきんと雲は積乱雲なんだぜ。ん?乗りたい?お前妖術持ってる?」と言った人もブラウザーを閉じてください。
 今回の場合は数時間後に電車は本来の動きを回復したけど、これがぐるりんこのぽんぽこりん級の地震が来た場合、数時間待ってたって電車が自分で「どっこいしょ。」と復活するものか?否よ、ビューティフルドリーマーじゃいられない。

 家に帰るには自分のあんよを使うしかない。

 海上以外なら足を交差して行けば、いずれ見慣れた家に辿りつけるはずさ。





 いつか来るかもしれない大地震。
 出来るものなら来てもらいたくなんか全然無い、代わりにスティーブン・セガールが来日して我が家で暴れる程度なら、喜んでその方で勘弁してもらいたい。スティーブン・セガールのもっさい空手はいいけど、ともかく地震は絶対嫌だ。

 ならばと、来る前に一度家に行こう。自分の家まで交通機関使わずに帰ろう。


 というわけで、いざというときのためのサバイバルウォークをすることにした。











 ところでこの本はご存知であろうか?


***「震災時 歩いて帰る帰宅支援マップ 首都圏版」***



 いざ自然が「ドーン、ドーン、ベタベッタ!」とその猛威ぶりを発揮した際に、今回のなんか比にならないレベルで交通機関はストップしてしまう。そして普通に生活して外に出てる人たちは本人が幾ら「俺は違うんじゃないかな・・・。」と言ったところでみんな帰宅困難者と自然となってしまう。

 その帰宅困難者が愛しの我が家まで安全にサポートをしてくれる「帰宅支援」、東京都では、都内の幹線道路16路線を「帰宅支援対象道路」に選定し、帰宅支援道路から2Km以内の都立学校および東京武道館を「帰宅支援ステェーション」として位置づけ、水、トイレ、情報の提供を行うこととしてくれているらしい。いつものガススタ、コンビニ、公共性の高い民間施設もボランティアで帰宅支援に参加してくれる。これで腹が減ったとはいえ道端に生えている見知らぬキノコを食べて、限度枠を超えた腹痛に苛まれる前に踏み留まれる。

 この本ってば、東京都選定の帰宅支援対象道路おより隣接する緊急輸送路をもとに、この本を出している昭文社さんが独自に選定した帰宅支援ルートを紹介した地図なのだ。

 つまりいざってときは、この地図を片手に持ち、帰宅支援対象道路を軸に家まで歩いて帰ってみれドレミ、帰宅支援ステェーションもばっちり掲載されているから困ったら遠慮せず拠ってみれドレミということなのだ。


 そう、この地図はそこらの地図とターゲットしているものが違う。載せなきゃいけないものが強調されて掲載されている。前出の道路、公園・学校、またその中のトイレ、これまた大事なコンビニ・ガススタ、これこそ大事な病院・署と付くとこが強調されて載っている。道路上の一定の距離数も数km単位でちゃんと載っている。ここまでならまだ片寄った普通の地図だが、この地図の偉いところは、いざというときの想定として、「石垣続く」「ガラス注意」「歩道が狭い」「長いベンチあり」「この辺りから急な登り道」などのコメントが地図上に載っているのだ。
 「ベンチ」まで教えてくれる地図が他にあろうか?「自動販売機迫る」なんて他の誰も教えてくれないよ。
 さすがに実際足を使って製作されたと定評のあるものだけあって、その地図の目線は歩く人のものそのもの。


 なんだって経験があれば、次に出る足の選択枠は広がるというもの。
 ではいざという日を想定して、この本を片手に家まで歩いて帰ってみようじゃないか?




 仮・帰宅困難者としてライドオンタイム。
 








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