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***アピールという点では大成功例***



 さっきまで続いた一人トリオコントもここまでです。
 ディスプレイを見てどうこう言うのも楽しいんだけど、これだと「何様?」って話なので、実際飾ってみようと思う。かといってあんな業務用のソフトクリームのディスプレイを購入する金銭的な余裕も、その後東京の部屋でそれを保管しておく場所的な余裕も、どちらも無い無いづくしなので同じようなものは飾れない。
 それにファーストフード店を経営しているわけでもないので一番アピールに必要な「必死さ」も醸し出せれない。

 じゃあ自分用にお気楽極楽な気分でちょこんとしたものを作ってみようじゃないか。


 というわけで素材として一番本物に近くて、一番身近な物を手にした。



***お持ち帰り仕様***


 本物よ!



 コーンだけ普通に売ってるけども、どうしてもソフトクリームにかぶってる帽子みたいなモナカも欲しかったので、近所のちょっとストップ●ニストップで「持ち帰り用で」と告げて購入して来た。
 普通にソフトクリームをそのまま飾るのは余りにも無謀過ぎるので、コーンとモナカ帽子でそれっぽいものを作ってみることにしよう。
 結局、食べ物で作ることには変わりないんだけどね。


 よっしゃ、よっしゃ、では自分なりにやって行くことにしよう。とりあえずある程度普通に食べてみる。思わずコーンの部分をかじってしまいそうになるけど、そこは大人の理性で抑える。・・・大人の理性があれば食べ物で遊ばないよな。
 クリーム部分を食べていくと、コーンのグリップに部分に入っているクリームにどう頑張っても舌が届かない。そりゃ筒みたいなもんだもんね、底まで舌が伸びるようなら私は別の企画をしてる。
 例:舌でビリヤード

 しょうがないのでスプーンを使って事を進める。コーンに入ったソフトクリームをスプーンで食べるなんてどこの貴族の生まれだ!?そういえばジェラートもスプーンで食べるな。関係ないけど陽気じゃないイタリア人も世の中普通にたくさんいるだろうね。マメじゃない日本人がいるように。
 どうせならパフェを食べるときに使うような首長族みたいなスプーンが欲しかったが、私の家にはそんな悠長なものはない。蟹の身をほじくるやつならあるけど、それ使うとコーンに穴を開ける恐れがあるので冗談でも止めとく。


***蟹ほじくるやつで・・・***



 だいたい綺麗に食べ終えたあと、どうしようもない液状に残ったクリームを取り除きたいと考える。
 う〜ん、・・・・・・・・・洗おう。
 コーンを「濡らしたアウト」というのは分かってるが、綿棒で細かく拭いて行くのもなんだか。
 ちょこっとだけの水洗いなら大丈夫と自分に言い聞かせて軽く洗う。こんな濡れたモナカを縁日に見た気がするが、ここ数年しばらく縁日と程遠い生活をして来たため何釣りだったか忘れた。
 「何か釣り」が出来るなら多少の耐水性はあるはずだ。コーンと最中の中を水荒洗いして、ティッシュで中を拭き取る。多少なりふやけた感がしなくもない。

 その後、ドライヤーで渇かす。
 コーンの内部に当てるドライヤーの温風が顔に跳ね返ってくる、かなり香ばしい。かじりたい衝動に駆られるがそこは我慢の子よ。
 コーンが熱々になってしまい、すでに焼いてあるのにさらに倍率ドンで焼き立てのようになった。

 さてここで蓋となるモナカとコーンの部分を引っ付けて「ハイ、出来ました!」って、・・・・なんだか可哀想な人になってしまっていないか?


 とりあえず玄関に飾ってみよう。




***床に置いた時点で食べ物ではなくなった***



 ディスプレってみたものの・・・。




***モナカとコーンの隙間を埋めたい***



 全く抜けないユーズド感覚、どことなく哀れ身を誘ってしまう。
 何か目指していたものと掛け離れて違うな。大きさがミニマムサイズというのは当に分かりきっていたことだが、玄関のドアの大きさとの比較、そして露骨にコンクリートの上に置いてみると存在自体の小ささが浮き彫りとなる。ちょっとした風でも吹けばそのままタンポポの胞子の如くお空の住人になってしまいそうだ。

 普通にある彼らと違ってたいしてアピールしたいこともないしね。いちいち人に自分の部屋の前で足を止められていてはおちおち生活も出来ない。
 こちらのアピール意思はゼロ、存在の重さもゼロ、ゼロ×ゼロはもちろんゼロ。
 「ここが私の家です!」とアピールして何か得があるか?

 これが「念願のマイホーム、新築三階建て、バルコニーも思いっきり広めで、なんなら地下室もあるんだもんね。でも駅からはちょっと遠いんだ。でも愛しきマイ・スィート・ホーム!」という状況下なら思いっきり自慢したい気持ちを込めて、表に普通サイズの業務用のソフトクリームディスプレイを置きたい。前のページの店を参照にするなら色とりどりショッキングカラーを揃えて並べてあげる。ソフトクリームぐらい手前味噌でご馳走する。
 なんなら「新居建築完成披露記念 ソフトクリームつかみ放題」も実施する。

 グローブ持っておいで。


 にしてもソフトクリームのディスプレイの醍醐味ってなんだろう?
 この企画をするに辺り、今まで必要以上に彼らを見てきた。さあ、なんだ?

 そうだね、光らなきゃ。

 上の「コンクリートの床に置かれるまでは食べ物でした。」のミニマムディスプレイを光らせようじゃないか。
 そう考えると、光らないものを光らす知識など当方にはないし、光ゴケが何処に生えているかなんてのも分からないので、単純に理科の実験かなんかでした、豆電球から伸びたむき出し配線を単一電池の+と−に直接当てて光らせる絵なんかが浮かんだ。コーンのグリップ部分にちょうど単一電池がスッポリ収まりそうだしね。



***エリマキトカゲみたい***



 浮かんだけども、さてどうでしょう?あれって何処行けばあるのか?やはりハンズか?
 とりあえず近所の百円ショップに手頃なものは無いかと探しに行った。

 そこで私はナイスな出会いをすることになる。




***エレキテル***



 ケミカルライトスティックと称されるソレ、コンサート会場なんかでよく降られる「ペキッ!」と折って光らせる例の奴ですね。「うまい棒」じゃなくて「ひかる棒」。

 こうゆう物まで百円ショップで売ってるんだね。もちろん即買いしたよ。もうちょっと長めの「ひかる棒」もあったんだけど、それを使うとコーンの高さなんか余裕で越えてしまうし、時期的にも「ライトセーバー」と呼ばれるものに値してしまうので小さいのを購入。

 成功するかどうか、May the force be with me!


 と思ったが、光らせるにはまだちょっと時間が早い。使い捨て商品なので「ポキリ!」と折って光らせた後は短い人生を終えるだけ。外が暗くなってから実行することにしよう。

 ならばとそれまでの間、唯でさえ皆無なアピールを補うべく貼り物二重アピールでもしてみよう。

 *暗くなって来ていたので多少明るさを補正していますので画像が荒くなってます。




***違った***



 そこいらの駐車場に実際に貼ってあった貼り紙を写真に撮ってきて、補正して小さめにプリントアウトしたものを貼ってみた。ソフトクリームに貼る物じゃないけどね。


***「七ヶ国語で話そう」じゃないよ***



 これまた外に貼ってポスターを撮ってきて小さくプリント。なんだかミニポスターに新たな興奮を覚えてきた。あれに似てるよね、電話ボックスの中に無数に貼ってあるピンクチラシ。大き目のポスターを小さくすると字なんて読めなくなるけどね。「地球一周の船旅」しか読めない。


***あイタタ***



 落ちていた馬券を拾ってきて貼ってみた。ちなみに念のためネットで調べたら案の定外れてました。この人これ一枚で一万五千円スッてます。


***愛・地球博を応援してます***



 行く気は全くしないけども、なんやかんや言っても万博が少しは気になる。目の端っこに写る感じです。ネットで取って来たものを著作権を考慮してモザイク加工して小さくプリント。
 電話ボックスの中に「愛・地球博」の小さいチラシが無数に貼ってあったら驚くだろうな。
 モリゾーとキッコロを足せばモッコリ



***コーン味***



 これだけは自分で作ってみた。
 「コーン味」はそのまんま彼の心の主張のようなものです。ダイエット中の方にも安心して勧められるローファット仕様となっております。クリームの匂いはまだするけどもクリームは何処にもない、水洗い処理済み。

 人それぞれ、お店それぞれアピールしたいものは違う。いろんな心境になって作って貼ってみた。
 貼る物によって同じディスプレイでもその意味合いが全然変わってしまう。「地球博」のなんてパビリオンの一つのようにも捕れる。
 ああ客の足を止めるっていうのは大変なんだろうなあ。
 昔、路上でイラスト売ってるときも客の足を止めるのに必死だった。

 なにごともアピールって疲れない程度に常にして行かないと駄目だね。皆さんは誰に何をアピールしてますか?




 それからほどなくして夕闇の帳も降りて来た。夏の短い夜、そこに一つの灯りが灯ったのさ。

 





***活火山***



 ボルケーノ、ボルケーノ、今にも噴火してしまいそう。思ったよりも強力な光を放つケミカルライトスティック、色もわざわざピンクを選択していたんだがどないなものだろう。
 正直「どないもこないもありまへんわ!」という感じがする。
 もし「かわいいソフトクリームディスプレイ推奨委員会」なんて会があったら、「おどれ破門じゃ!!」と言われてしまいそうなお姿。

 上の角度からもどうぞ!






***未知との遭遇***



 そうだ、「未知との遭遇」でこんな宇宙船出てきた。モナカとコーンの隙間から出ている閃光がとてもファンタスティック!念のため言っておくが画像加工は一切していない。「leolio.com」の表記を入れたぐらいだ。
 なのにこのフライングソーサーっぷりったら、アピール=目立つという点では裕に合格点のボーダーラインを越えている。攻撃してこないよね?こんな色に光っている通常サイズのソフトクリームディスプレイあったら引くよ。


  うーん、如いてどこのアピールかと言われると、
大人のおもちゃ屋みたいじゃない?





***ぼぅ〜***



 ソフトクリームのディスプレイを数見ても涼しくならなかったけど、こりゃ別の意味で涼しくなれそうね。怪しい雰囲気たっぷりとなっております。

 別に変なもの写ってないよね?写ってるとか言わないでよ、ここ住んでんだし(汗。

ほじゃりこ、ほじゃりこ。






   


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