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***急がな***





 このイベントの売りは「光」のはずだ。
 「光」を見なきゃと。
 会場内を突き抜けてホールの端っこにと。


 いた!



***この日三番目に見たハイテク***




 会場の端、あまり明かりの当たらないような場所で光ファイバーで糸電話。
 言い換えれば体育館の端。みんながバスケットしてるのをぼーと眺めてるようなところ。バスケットボール転がってないよね?
 各コンテンツゾーンのような華やかさはないけど、身を持って体験出来る「光」。
 先ほどのトークショーで、光ファイバーが長すぎてお客さんがつまづいたと言うので適度な長さの糸電話。普通に大きい声を出せば届くような距離だけど、そうゆうことじゃない。
 ありえないことを可能にするのが「光」、これならウィスパーボイスの囁きだって相手に届くぞ。大きな声で叫ぶ無駄な労力が要らない。ほら、便利。
 なんだってそう、複雑だからっていいわけじゃない。便利で本当のハイテクは身近で親しみやすいものじゃないとね。

 次々と光ファイバー糸電話でお客さんと会話をする住さん、なにやらとても楽しそう。
 周りからお客さんがいなくなって糸電話をたたんで何やら話してる二人。
 とても嬉しそうにニヤニヤしながら話してる。本当に嬉しそうに話してる。
 二人とも私より年上だけど、なんだか可愛く見えた。
 それはまるでキャッキャッとはしゃぐ女子中学生が二人いるようにも見えたけど気のせいだろう。
 ああヒントでピントが見たい。



***楽しそうだあ***




 またデイリーポータルゾーンへと足を運ぶ途中、設けられたカフェに寄る。会場に入った際に受付で飲み物券を頂いていたのだ。喉も当に渇き切っているので飲み物をもらおう。私の前の人が現金を出して、カウンターの女性から券でしか提供してないことを言われてる。少し会場内が暑いのでコーラをもらい、なんとなく隣の@nifty相談カフェの方にやると、「只今満席です。」みたいなことが書かれている。
 そうか相談したい人がいっぱいなんだね。私はどうやったらこのなすびが萎れないかが知りたい。「水に浸す。」はもう実行済みだ。
 探してもらいたい婦女子ならいるな。


 ここから再度デイリーポータルゾーンを堪能。
 というか明らかに人が増えてる、大盛況じゃないですか?1uの人口密度が上がってる。
 じゃあまずIT企業のイベントなのに、なのに、なのに・・・あまり人が見受けられないパソコンコーナーへと。




***大きいZくんがいるよ***




 今までの特集を観覧している人がほとんど。幼い子が渾身の集中力全快フルスロットルでおぎわら遊技場に挑んでる。実に可愛らしい。言ってしまえば一番単純で、それでいてどこか利口な子供が楽しめるコンテンツがあるっていうのはいいことだと思う。子供から大人までエンジョイプレイ!DPZ!


 そしてさっきから気にはなっていたけど入る時間がなかったところへと。



***失敗企画の館***




 その名に恥じることなく、ほったて小屋。一度ジェイソンに暴れるだけ暴れてもらった後の山小屋のようだ。そしてその館に巣食う魔物たちとは?




***昔、風邪薬を飲みすぎた時にこんな顔色になった***




***着て貰えないTシャツには「没」のお札が***




***私もいつかナチュラリーにおっさんになる***




***デパチカのお惣菜のよう***




 「セレブ!」「ゴージャス!」といった言葉から対極的な匂いのする館内。「没」という字が「怨」という字にダブって見えたのは館内のよどんだ空気のせいだろうか?
 このほったてぶりならBBフェスタ終わった後にそのままお焚き上げ供養も可能じゃないかな。


 失敗企画の館の覇気にやられたのか、こんな大きな会場の中で急に籠もった日当たりの悪い場所に入ったせいか、なんだか足がふらつくので(理由は後で分かります)、パソコンコーナーの柱にもたれて行き交う人を何気なく見る。  ライターさんたちは普通にそこらを行き交い、快く読者の方のサインや写真撮影に応じてる。

 私のすぐ前では、ちょうどヨシダプロさんに二人組みの女の子が写真とサインを求めているところだった。写真を撮影をした後、サインして下さいと小さなハンドタオルを差し出すが、女の子達もヨシダプロさんもサインペンが無いらしい。互いにどうしよう、どうしようと困った状況になっている。目の前でこんなことが起きてていいのか?
 なんだか、解決どころが見付かりそうにないので・・・、
 「ペン持ってますよ!」と声をかける。
 普段から油性ペンを持ち歩くようにしているので、こんな渡りに船的にちょっとの勇気と親切心と共にペンが出せた。それは今年の元旦から始まる話なので、そちらはコラムの方で。一番最後にサインしてもらったのは大槻ケンヂ氏となる。つまりサイン用です。
 自分が不思議なところにいるなあと思いながらもヨシダプロさんとお二人方のやりとりを眺める。
 ここのライターさんたちって、本当に、本当に読者から愛されてるなあとお客さんたちの笑顔を見ながら実感する。どんなコンテンツでも受け取り側なり読者がいないと成り立たないものだけど、あくまでその間には太い一線が大概はある。でもDPZはそんな垣根なんてまたいで読者さんとの強い繋がりがあるような気がした。
 しばらくすると、「ありがとうございます。」とヨシダプロさんがペンを差し出してくれた、「いえいえ、どもども。」、女の子たちも「ありがとうございます。」、みんなで頭をペコペコ、ペコペコ、ペコペコ。  ・・・いいサイトにはいい人たちが集まるに違いない。


 なんだか温かい気分になったので調子も良くなり、ブースの方は何をやってるんだろうとそちらに向かってみる。


 あっ、



***納豆まぜてみたい方***




 「納豆ショー」だ。最近Googleで「デイリーポータル Z」と検索すると、サイトメインのページの次に「納豆を一万回混ぜる」のコネタが出てくるほどのヒットコネタのあれだ。
 ブースの外を見れば、納豆を混ぜるために列が出来ている。もう一回言うけど納豆を混ぜるために列が出来ている。
 今までかつて納豆がこれほどまでに脚光を浴びたことがあっただろうか?大の大人が列を成してまで納豆をかき混ぜる。うーん、素敵やん。

 そのとき、また男性の声で余計な一言が聞こえた。もう聞かない方がいいかもしれない。

 「ひとり、50円?」

 さすがにお金払ってまで誰も混ぜないって、孫の代まで話せる経験じゃないんだから、どっちかと言うとシークレット。
 にしても来ているお客さんも面白い人が多いのね。


 そんな声を後にして、早速列に並ぼうとする。その際に物販コーナーの方に目をやれば、通路を挟んで林さんのサイン会の列が出来ている。物販コーナーで購入した本を持って皆さん並んでおられるようだ。



***腰を痛めそうな林さん***




 もの凄く長い列になってるけど林さん大丈夫なんだろうか?そういえば午前中来た際、物販コーナーはもう本当に凄い行列になっていたけど、その列が今度は林さんのサイン会に向けられたんだろうか?頑張って下さい、皆さんの笑顔の数だけサイトの明日がある。

 と言えど、



***納豆も凄い列***




 納豆行列ここにあり。
 しばらく納豆行列に並んでいるとブースの横のスペースが何やら騒がしくなる。
 ああ、これはなりきりアーティスト写真撮影の準備をしているんじゃないか?大塚さんも高瀬さんも明らかな物を背負ってるし間違いない。
 大塚さんも前のオセロ対戦以来だ。結構、私は音楽雑誌・サブカル雑誌が手元にごろりごろりと転がってくる環境にあるので、DPZ以外でも大塚さんの文章読む機会があったのだが、彼女がたまに出すメンタルな部分が結構好きだ。商業紙ではそうゆうのはあまり迎えられないだろうけど、そうゆうところを織り交ぜれるのも彼女の魅力な気がする。

 古賀さんに何かを告げにブースの方に大塚さんが来られたので、声をかけようと思ったけど、はちな?なんて言ったらいいか浮かばずに名前を呼んで「こんにちは!」(笑)、大塚さんも「あっこんにちは!」。ははは、なすび出せばよかった。
 今度は古賀さんがブースから出てきて私の数人後ろのお客さんのところで「ここで終わりにして下さい!」と言っている。もう少し並ぶのが遅かったら納豆かき混ぜに参加出来ないところだった。
 撮影会の様子を眺めながら、列も後ちょっとっていうところで今度は先ほど列の最後になった男性が入ってきて「後ろに並んでるんですけど!」とのこと。これまた古賀さんが出てきて「後ろに並びそうになったら、ここまでなんですって言って下さい。」とか言ってる。本当に読者さんともちつもたれつ、いい感じにゆるくて笑いそうになる。
 そうこうしている内に私の番に。
 ブース内に入ると素敵な笑顔の古賀さんが迎え入れてくれました。

 いや、マジで魅力的ないい笑顔。ナイスだ。
 古賀さんの特集はもうフェチズムの域を越してて、着眼点が凄いなあといつも感心している。眞鍋嬢がブログの女王なら、フェチの女王だ。・・・あんまり嬉しい称号じゃないね、撤回。
 挨拶もそこそこに納豆の入った器が我が手の中に。器の中を覗けば茶色いホイップ状の何かが渦巻いている。とてもじゃないけど納豆のようには見えない。壁の補修用のシリコンか何かじゃないのか?匂いを嗅げば現役納豆くん。
 ここで「お願いがあるんですが、この子と一緒に写真を撮ってもらえませんか?」と胸ポケットから凸なすびを取り出すと。「あーーーー!!あのなすびの方だったんですか?」と言われる。
 コネタ道場に掲載された凸なすびを読んで下さっていたようで素直にメッチャ嬉しい。

 古賀さんが水戸黄門の印籠よろしくブースの外から眺めている人たちに、「これ!これ!」といった感じでなすびを突き出してくれるが反応無し。古賀さん笑いながらあれって顔、いえいえ充分です。ありがとうございます。
 ではではカメラをこちらに向け、



***マジ、惚れてしまいそうな笑顔***




 古賀さん曰く、コネタ道場長の石原さんにも見せた方がいいとのこと。確かに道場主の石原さんにもこの凸なすび共々挨拶をしたくて探しているところなのだ。さっき黒い道場着をチラッと見た気がするがまだはっきり見付けられていない。
 古賀さんと握手をしてブースを出る。そして間もなく・・・、



***納豆様の啓示を見上げる男達***




 やっぱり不思議空間にいるなあ。    







Page5こと、まだまだ続きます。






   


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